talk_19030201
-:牢獄のある町――エバーウッドに到着した一行。
-:ソル達は捕まっている人々をどうやって脱獄させるか相談していた。
キリエ:牢獄へ行く途中には関所があって簡単には近づけないの
キリエ:しかも最近は警備が厳重になったって噂まで流れてきてて……
ソル:いくらオレたちでも正面突破は難しいだろう
スピカ:それだったら、別のところに注意を逸らしてその間に救出したらどうかな?
ソル:でも、そうしたら注意を引きつける役が危険だろ?
レン:直接戦闘することなく無力化させる方法を考えた方が良さそうだな
クロム:では彼らの食物に眠り薬でも入れたらどうでしょう?
レン:食事や飲み物に混ぜても効果がある分量の薬品を用意するのは簡単ではないだろうな
ソル:そっか……そう良いアイデアなんてなかなか出ないよな……
レン:こういう行き詰まった時は目線を変えて考え直すべきだ
ソル:たしかに顔をつきあわせていても答えがでるわけじゃないよな
スピカ:気分転換にちょっと歩いてみる?
クロム:町の状況を見ながら各自、一度リフレッシュするのが良いかもしれませんね
ソル:……とは言え、そう簡単に思い付くもんでもないよなぁ
タマモ:まーまー、焦らない焦らないあっちの子どもたちみたいにしばらく気楽に休もうよー
???:じゃ、今日の神人ごっこはー……私が光の神人役だからカガリは常闇の王ね!
カガリ:ええ~。ツバサばっかりずるいっぼくも光の神人がいい!
ツバサ:じゃあ私は皇女さまにする!
カガリ:それじゃ神人ごっこじゃなくなっちゃうだろー
スピカ:ふふっ。子ども達の遊びって地球もこっちも変わらないね
ソル:……そうか?
スピカ:ちっちゃな頃、ソル君だって同じような遊びをしてたよ
タマモ:あはは、かーわいー!それ見たかったー!
ソル:覚えてねーって、そんなん……
ツバサ:常闇の王がいやなら……闇の神人は?
カガリ:やだよー。どっちにしても悪いほうばっかりじゃん
ツバサ:ちゃんと次の時は交代してあげるわそれじゃ、始めるわよ!
ツバサ:闇の神人め光の神人が倒してやる!
ソル:……闇の神人?
スピカ:神人って、光じゃないの?
-:cutin_00027_00
キリエ:このフォレスへイムに双龍様の存在と合わせて語り継がれてる伝承よ
キリエ:神人って呼ばれる者には2つの色が存在するって言われてるの
ハント:それが光と闇か
キリエ:光の巫女がこぼした涙は希望の光と、悲哀の闇2色の神人となって地に降りた
キリエ:迷いし闇の神人らを光の双龍は慈愛と共に迎えたが――
キリエ:闇の神人は双龍を闇へと引きずり堕ろした――
キリエ:……ってね
ハント:えらく中途半端だな引きずり堕ろしてどうしたんだ光の双龍はどこかにいるのだろう?
キリエ:もうずっと昔の伝承だからね続きはもうこの世に残ってないのかも
ソル:光と闇、ね……
ソル:そりゃ神人だからってオレ達みたいに正しく力を使うとは限らないよな
スピカ:でも、とても親しまれてる伝承なんだね
タマモ:見て、あの子たちコスプレまでしてすごく本格的~!
ソル:コスプレ……
ソル:そうか! コスプレだよっ!
スピカ:ふえっ!? どうしたの?叫んだりして
ソル:オレたちもアスラ兵の変装をするんだよ
タマモ:それ、おもしろそうっ
ソル:帝国軍の兵士の振りをすれば、戦闘を避けられるかも
モモ:でもでもーどうやって鎧の用意しよう?
タマモ:盗んだり奪ったりするよりも作るほうがいいよねー
ソル:そうだな……工房で作ればいいんだ
ソル:もしかしたら鎧の石板を誰かが持ってるかもしれない
ソル:石板を見つけて鎧を用意すれば牢獄に入り込めるだろ?
スピカ:……みんな、サディさんのことそこまで心配なんだね
ソル:スピカ、何か言ったか?
スピカ:う、ううん。なんでもないよっ
ソル:それじゃ石板を探しに行こう!
talk_21030601
エグゼ:アスラ兵の鎧についてちょっと調べてみたんすけど
エグゼ:造りが堅牢なうえに複雑で……
エグゼ:とても石板なしには複製できそうもないっす
スピカ:やっぱりまずは石板探しからだね
ハント:とは言え、手がかりも何もないなどうやって用意する?
スピカ:だ、大丈夫!きっとなんとかなるよ!
ハント:……その根拠のない自信はいったいどこから来るんだ?
ソル:ん? あれは……?
???:はぁ……
スピカ:あれ? あの子ってさっき神人ごっこして遊んでた子だよね?
ソル:ああたしか、カガリって呼ばれてたっけ
スピカ:なんだかすごく落ち込んでるみたい……
ソル:なあ、どうしたんだ?
カガリ:この間、大切な荷物をモンスターに奪われちゃったんだ……
カガリ:ぼくたちが本当の光の神人なら悪いモンスターだってやっつけられるのにって……
カガリ:神人ごっこをしてたら悲しくなってきちゃって……
スピカ:そ、そっか……
ジャックマン:……どうした、シケた面をして
スピカ:ジャックマンさん!
ソル:ちょうど良かった実は相談したいことがあってさ
-:彼らはジャックマンに変装用のアスラ兵の鎧の調達に困っていることを話した。
ジャックマン:アスラ兵の鎧?作ればいいだけだろう
スピカ:……でも鎧は造りが複雑でとても用意できそうになくて……
ジャックマン:そうか、おまえら石板を持っていないのか
ソル:ああ、そうだよだから困ってる
ジャックマン:やつらに喧嘩を売るつもりならそれくらい用意しておくのが常識だろう
ソル:じゃああんたは石板を持っているって言うのかよ
エグゼ:ぜ、ぜひ譲ってほしいっす!
ジャックマン:…………
スピカ:あの……?
ジャックマン:一億パニー出せば譲ってやらんこともない
スピカ:いっ、一億ぅっ!?
エグゼ:無理無理無理っす!そんな大金、持ってるわけないじゃないすか!
ハント:わかりやすい無理難題だな元より交渉の余地はない……ということか
ジャックマン:これが俺のやり方だ
ジャックマン:この対価を払えないのならお前達にとってこの石板は最初から分不相応だったということだ
ジャックマン:諦めるんだな
スピカ:……そんなにお金に執着する人には見えないのにね
ソル:人は見かけによらないもんだな
ハント:さて、どうしたものか……
ソル:うーん……
スピカ:悩んでてもしょうがないよ
スピカ:今、誰かのためにできることをしながらもっと別の方法を考えよう?
ソル:確かにそうだなただウジウジしてるだけなんてオレ達らしくない
スピカ:うん!まずは身近な人助けから!
スピカ:後のことは後で考えよう!ねえ、カガリくん!
ソル:元気出せよオレ達が荷物を取り返してくるからな!
カガリ:ホントに!?ありがとう!!
chattalk_21030602
ソル:討伐完了[0007]
ソル:26
カガリ:9
カガリ:荷物見つかった[0031]
スピカ:34
スピカ:43
スピカ:それがまだ見つからないの
スピカ:ごめんね[0026]
カガリ:そっか…[0013]
カガリ:もしかしたら…
カガリ:モンスターが森の奥に持って行っちゃったのかも…
スピカ:あきらめないで[0030]私たちが絶対に見つけるからね[0030]
カガリ:25
スピカ:3
chattalk_21030603
ジャックマン:手こずっているようだな
スピカ:41
ソル:ジャックマンか[0032]
ジャックマン:そろそろ荷物は見つかったか?
スピカ:43
ソル:それが、まだ…
エグゼ:ちっとも見つからないんすよねー
スピカ:31
エグゼ:…つーかアンタには関係ないじゃないすか
ジャックマン:意地を張るなら、最初から安請け合いなどしないことだな
ジャックマン:一つ教えてやる
ジャックマン:その奥に、外からは目立たない奴らの縄張りがある
ジャックマン:奴らはそこに奪った荷物を隠しているかもしれん
ジャックマン:今も残っているかは知らんがな
スピカ:41
スピカ:ジャックマンさんってもしかして…
エグゼ:やさしい…[0031]
スピカ:23
ジャックマン:黙れ
chattalk_21030604
スピカ:217000152
スピカ:222010393
スピカ:見つけたよー[0030]
カガリ:30
カガリ:すごい[0030]
カガリ:9
スピカ:26
カガリ:ずっと探してたんだ
スピカ:ハント君とエグゼ君がすっごい頑張ってくれたんだよ[0007]
ハント:エグゼは途中ちょっと危なかったがな
エグゼ:17
エグゼ:それは言わない約束っすよ[0005]
カガリ:13
カガリ:じゃあ早く持ってきて[0009]
カガリ:僕、待ってるから[0007]
ハント:26
エグゼ:4
スピカ:18
talk_21030605
カガリ:お兄ちゃん、お姉ちゃん本当にありがとう!
スピカ:どういたしまして!
ハント:今度は盗られないようにな
カガリ:うん!絶対に守るよ!
カガリ:僕もお兄ちゃん達みたいに強くなれたらいいな
エグゼ:それには厳しい修行となんでも食べて身体を作ることが大事っすね
モモ:それをエグゼ君が言うかな~
カガリ:あははははっ!
スピカ:うふふ
スピカ:誰かが笑ってくれると私たちも嬉しいね
ソル:ああ、そうだな
カガリ:あ、そうだ、お兄ちゃんこれ……
ソル:こ、これはっ!
スピカ:どうして君がこんな物を!?
カガリ:えっとね……
カガリ:あのおじさんがくれたんだ
スピカ:!!
スピカ:待って、ジャックマンさん!
ソル:どうしてこれをオレ達に?
エグゼ:そうっすよそうっすよものすごい値段でふっかけてきたじゃないっすか
ジャックマン:さあな、そんなことは忘れたよ
エグゼ:忘れたってそんな……
ジャックマン:ただの……気まぐれだ
スピカ:ありがとうございます!やっぱり……優しいんですね
ジャックマン:ふん……
talk_11030901
ソル:ジャックマンのおかげで帝国軍の鎧の石板は入手できた
スピカ:次は材料集めだね
モモ:作るのに何が必要になるの~?
ソル:鎧の破片か一部だな
エグゼ:そんなものどこで手に入れるんすか都合よくあるとは思えないすけど
モモ:子ども達なら何か知っているかも
スピカ:聞きに行ってみようか?
モモ:ねえねえ君達に聞きたいことがあるんだけどいいかな~?
ツバサ:なになに?
モモ:いま、お姉ちゃんたち探し物をしているんだ~
モモ:鎧を作れそうな素材どこかにないかな?
カガリ:鎧か~あっ! それなら!
スピカ:もしかして何か知ってるの?
ツバサ:鎧を着ている兵士をこの近くで見たの
ソル:近くにいたのか?
カガリ:遠くからだけど、みんなで見たんだ
ツバサ:帝国軍の鎧だったかな?
スピカ:もしかしたら使えるかもソル君、どうする?
ソル:確かめに行ってみる価値はありそうだな
chattalk_11030902
ツバサ:どうだった[0031]
オメガ:202102661
オメガ:29
ツバサ:13
ショウドウジ:43
ショウドウジ:オメガ殿に負けたでござる…
オメガ:28
ソル:でもまずは素材が1つ手に入ったな
オメガ:塗料も必要!
ショウドウジ:次こそは拙者のほうが先に集めてみせるでござるよ…
オメガ:2
オメガ:オメガ、負けない!
chattalk_11030903
ニア:14
ツバサ:おかえりなさい見つかった[0031]
ニア:202102681
ニア:29
サリ:29
ツバサ:2人ともすごーい[0030]
ツバサ:あと、真鉄鋼石があれば作れると思うよ
タマモ:わらわが探しに行ってくる[0010]
ハント:1人で行くな僕も探しに行く
タマモ:一緒に来てくれるんだーやさしー[0021]
ハント:2人のほうが効率が良いだけだ
タマモ:25
ツバサ:気をつけて行ってきてね[0012]
chattalk_11030904
ハント:戻ったぞ
タマモ:これでいいんでしょ[0031]
タマモ:202102671
ツバサ:41
ツバサ:もう取ってきたの[0031]すごーい[0030]
タマモ:ハントっちが一緒だったからねー[0021]
ハント:これくらいのことなら大した手間じゃない
ツバサ:24
ハント:すぐに準備だ
タマモ:18
talk_11030905
ソル:できたな……
ハント:これなら近くで見られても気付かれないだろうな
タマモ:鎧もできたし、すぐ出発する?
ソル:サディたちのことが気になる急ごう
スピカ:い、急ぐ気持ちもわかるけどもう少し慎重に行動したほうが良くない?
ソル:そんなことを言って時間を無駄にできないだろ?
スピカ:で、でも……
ソル:どうしたんだよ。いつもなら助けに行こうって言うのはスピカも同じだろ?
スピカ:助けたいって思ってるよだけど……
ソル:だったら一刻を争うのもわかるだろ?
スピカ:う、うん……
ソル:今もあそこで酷い目にあっている人たちがいるんだ……!
タマモ:こらこらー!スピカっちの言う通りだよ?ソルっち、1回深呼吸してー
ハント:急いでいるときほど落ち着いたほうがいい
ソル:あ、ああ。そうだな。……悪い
ソル:もう一度、準備の確認をしてそれから出発しよう
talk_1903206
アスラ兵:怪しいヤツめ!何者だ!?
ニア:にゃにゃ!?見つかったにゃ!?
レン:数が多い!一旦引くぞ!
ソル:さすがにあの人数を相手にするのは現実的じゃないよな……
ニア:やっぱり、アスラ兵に変装しないとあそこは絶対通れないにゃ……
レン:こちらの正体を悟られないよう次こそ入念に準備して挑むぞ
talk_19030205
ソル:…………
アスラ兵:おい
ソル:っ!?な、なんだ?
アスラ兵:疲れた顔してるぞしっかり休め
ソル:あ、あぁ……そうするよ
talk_11030906
エグゼ:……うまくいったみたいすね
エグゼ:口から心臓がでそうなくらいにドキドキしたっすよ
モモ:あたしもドキドキしちゃったよ~
ソル:あんたのレクチャーのおかげだよサンキューな、ジャックマン
ジャックマン:礼を言われる筋合いはない後でお前らがヘマしたら俺まで共倒れだろうが
モモ:でもありがとう~助かっちゃった
ジャックマン:門を通過したからといって油断はするな
ジャックマン:ここからは今までと同じ方法でいけると思うなよ
エグゼ:それってどういう意味すか?
ジャックマン:軍用のモンスターは人間とは違い見た目だけではごまかせない
エグゼ:……確かにそうすよね耳も鼻も人間とは桁違いっすし
ジャックマン:モンスターたちが騒ぎだしたら帝国軍の兵士たちも気付くはず
モモ:今まで以上に慎重に、だね~
ソル:サディや大人たちに危険が迫ってなきゃいいけどな……
ジャックマン:焦りはミスを生むぞ
ソル:……わかってる今まで以上に気をつけて行くさ
スピカ:……うん
talk_11031001
ソル:いよいよ突入だな気を引き締めていこう
スピカ:うん、がんばるよ
ジャックマン:この先は軍用獣が多いエリアだせいぜい気をつけろ
ソル:わかってるでもグズグズしてる時間はない
エグゼ:そうすね。こうしている間にも酷い目にあってるかも……
エグゼ:って、あいた!?ニアちゃん、何するんすか!?
ニア:……エグゼ、お口にチャックにゃ
エグゼ:あっ!?
キリエ:…………
エグゼ:すみませんす……
キリエ:う、ううん。いいの
ニア:不安に思うのもわかるにゃでも、きっとみんな無事にゃ
サリ:ニア様のおっしゃる通りです大丈夫ですから
キリエ:お父さん、助けてくれるの……?
ソル:キリエのお父さんだけじゃなくサディも町の人たちみんなも助ける
キリエ:ありがとう……
ニア:みんな、助け出すにゃ!
エグゼ:でも、助けに行く時に軍用獣に気付かれたら……
ソル:……その場合は戦うしかないな
エグゼ:キリエちゃんのためにもがんばるっすよ
ジャックマン:馬鹿を言え例えガイアスだろうと大きすぎる戦力差は覆せん
ジャックマン:だから捕まっている人間を先に解放する
キリエ:そうしたらヘイロウのみんなが戦ってくれるはずよ!
エグゼ:それなら数に数で対抗できるようになるすね
ソル:危険な目に合わせてしまうけど……
ジャックマン:やるべきこととできることを混同するな
ジャックマン:お前たちはお前たちの目的があるのだろう
ソル:……ああ
スピカ:…………
ジャックマン:だったらそれを忘れるな
ソル:行こう、みんなを助けるんだ!
chattalk_11031002
ジャックマン:応答しろ問題が起きた
オメガ:35
ジャックマン:お前らが向かう先に魔術認証装置が仕掛けてあることがわかった
ニア:にゃにゃあ!?
ジャックマン:認証魔術でタグ付けされていない者を即座に感知し、異常を報せる最新鋭の代物だ
ジャックマン:どんな方法で潜入されようと最後はここで帳尻を合わせる仕組みだったわけだ
ソル:何だよそれは……!
ショウドウジ:卑劣也ィイイ!!
ソル:何とかならないか?
ジャックマン:舐めるな
ジャックマン:ハッキングの方法は心得ている装置をフリーズさせる手順もな
オメガ:ジャックマン、すごい!
ジャックマン:だが、ごまかせる時間はわずかだ
ジャックマン:フリーズが一定時間続いても装置は異常を報せる
ジャックマン:限られたわずかな時間内に人質を救出するしかない
ジャックマン:手間取りそうなら一度退散してやり直しだ
オメガ:1
ショウドウジ:なに、時間内に終えれば済む話!
ショウドウジ:義のため戦う拙者の心意気しかと瞠目するが良いィイイ!
オメガ:大丈夫、確認しながら戦うオメガ、時間に正確!
ショウドウジ:やってやりますぞおおおっ!!
ジャックマン:お喋りはここまでだ今、ハッキングが完了した
ジャックマン:さっさと行ってこい
talk_19030202
ソル:……なんだ?ジャックマンから連絡だ
スピカ:あの蜂みたいな敵……警報ビーの下を通る時の注意点だって
タマモ:ふむふむ?緑の光なら、もし当たっても変装してればバレないけどー……
サリ:赤い光に触れてしまうと変装していても見つかってしまうようですね
レン:もしも見つかれば精鋭が押し寄せてくるだろう相手にするのは現実的じゃないな
ソル:ここまで来てバレたら元も子もねえ……気を付けて進もうぜ
サディ:ソ……ル……?
talk_11031003
-:罠を突破した一行はジャックマンの協力のもとサディと囚われた人々を解放し無事に牢獄を脱出――帰路へとつくのであった。
ソル:ふぅ……ここまで来ればひとまずは安心か
サリ:はい。ですがサディ様は体力も気力もおそらく限界です
ソル:ああ……そうだな大丈夫か、サディ?
サディ:ええ、ソル……1人で……歩けるわ下ろして……
ソル:本当に歩けるのかよ……
スピカ:サディさん……酷い傷
サディ:心配……しないで死にはしないから……
ソル:くそ、アルデバランのやつ酷い真似しやがって
ソル:とにかく、一刻も早く町へ戻らねーと……
ハント:逸るな、ソル後続の人達と足並みを合わせないと駄目だ
スピカ:ソル君……少し落ち着こう?
ソル:あ、ああ……本当に悪い完全に気が動転してる
ソル:俺達だけが行き急いだら皆が危ないもんな……
ハント:そうだ気持ちはわかるが冷静になれ
サディ:ごめん、なさい……迷惑をかけて……
ソル:んなことねーよ気にすんな
キリエ:…………
サリ:キリエ様……
キリエ:……お父さんお父さん、どこ……?
???:キリエッ!!
キリエ:お父さん!?
キリエ:お父さん! お父さんっ!ひっく……うぇぇえええん!
???:キリエ、1人でよく頑張りましたねさすが私の娘です
キリエ:うわぁぁああああん……!怖かったよぉ……寂しかったよぉ……っ!!
ソル:あんたがキリエの父親か?
???:はい、私はシンノと申します今回の件、感謝の言葉も――
サディ:はあ……はあ……う、ぐっ
サリ:サディ様!?
オメガ:サディ、バイタルの低下を確認!早急な治療と休息、必要!
シンノ:だいぶ衰弱しているようですね……
ソル:サディ、安全な場所に着くまで頑張ってくれよ……
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-:解放された大人達が戻り人々は久方ぶりの家族との再会を喜んでいた。
モモ:やっぱり子どもは笑顔のほうがいいよね~
エグゼ:一時はどうなるかと思ったけど良かったすね
ソル:ああだけど……
スピカ:サディさんのこと心配なんだね
ソル:かなり衰弱してたからな
モモ:そうだね早くよくなるといいけど……
キリエ:お兄ちゃんたち、見つけた!
エグゼ:キリエちゃん、お父さんと会えてからすっかり歳相応って感じっすね
モモ:ふふ……きっとあれが素なんだよね可愛いな~、もう!
キリエ:お父さんがサディさんのことでお話したいって
ソル:サディに何かあったのか!?
キリエ:今は大丈夫だけど……
ソル:今は……? キリエサディのところへ連れていってくれ
キリエ:うん、着いてきてっ
スピカ:…………
モモ:すぴにゃん?……大丈夫?
スピカ:ご、ごめん今行く!
ソル:サディの看病、任せきりで悪いな
キリエ:お父さんが気にするなってそれに……
キリエ:あのお姉ちゃんはお兄ちゃんたちの友だちなんでしょ?
ソル:そうだな友だちみたいなもんだ
モモ:確かキリエちゃんのお父さん……シンノさんは双龍ちゃんの神官さんなんだよね?
キリエ:うんお父さんは双龍様に仕えてるの
エグゼ:神社の神主みたいなもんすかね
キリエ:双龍様のお告げを町の人たちに伝えたりするんだ
モモ:そか~じゃあキリエちゃんも将来は巫女さんになるのかな?
キリエ:うん、双龍様に仕える一族なの分家がいくつかあるんだ
キリエ:あたしはまだまだ未熟だから修行も受けさせてもらえてないんだけどね
ソル:任せきりで悪い、シンノサディの容体はどうだ?
シンノ:こんにちは、皆さん今は眠っていますよ
シンノ:かなり酷い目にあったようですねだいぶ衰弱しています
シンノ:何か栄養のあるものを食べさせる必要がありますが町がこの状態では備蓄もなくて……
ソル:どんな材料を集めればいいんだ?
シンノ:[item:219000481(優等エビ)]、それとオクトフィードこれらがあると滋養のつく料理が作れます
ソル:ああ、わかった任せてくれ
シンノ:ありがとうございます
ソル:いいんだ気にしないでくれ
chattalk_11031102
スピカ:219000481
モモ:219000351
シンノ:手に入れてくれたのですね
スピカ:はい
シンノ:[item:219000181(ミルクココナッツ)]と[item:219000021(イースト小麦)]もあれば更に良いのですが…
モモ:3
シンノ:ありがとうございます
スピカ:元気になってくれるといいな…
モモ:元気になってほしいのはすぴにゃんもだよ~[0031]
スピカ:え…?
モモ:すぴにゃんの気持ちも考えてくれるといいのにね
スピカ:う、うん…
モモ:ふふっ。がんばってね
スピカ:…ありがとう
chattalk_11031103
スピカ:219000181
モモ:219000021
モモ:ゲット~
スピカ:やったね[0030]
シンノ:素晴らしいです
モモ:美味しい料理作れそう
スピカ:うん
シンノ:君たちは食べることが好きなようですね
モモ:うん、大好き~!
モモ:おいしいご飯を食べると幸せだよね~
シンノ:これでサディも元気になるはずです
モモ:任せて~
スピカ:すぐに料理を作って持って行きますね
シンノ:ありがとうございます
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ソル:うまいものを腹一杯食えばサディの体調も少しは良くなるよな
スピカ:うん……きっとね
タマモ:体が弱っているときに無理させちゃだめだよ?
ソル:だったら余ったのはみんなで食うか
タマモ:いいね!
スピカ:…………
ソル:……スピカ?
スピカ:え? あ、うんとってもおいしそうだよね
ソル:なあ、この前からなんだか変じゃな――
スピカ:サディさん達も待っているし急いで戻ろう!
ソル:お、おう……そうだな
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町民A:シンノやサディさんも助け出してくれたんだな!
町民B:あんた達のおかげで助かったよ、ありがとう
町民C:子ども達も守ってくれたのよねあなた達がいなかったら……
ソル:賑やかになったな
スピカ:子ども達みんな笑っているね
ニア:手を振るだけで喜んでくれるにゃ
サリ:ニア様も皆様もそれだけのことをしたのですから
ニア:そう言う沙璃ちゃんだって一緒にがんばったにゃ!
サリ:……はい
ニア:でも、こうまで歓迎されるとなんだか少しくすぐったいにゃ
ソル:かなり回復したって聞いたから会いにきたんだ聞きたいこともあったしな
サディ:……ありがとう、ソル、みんな
ソル:気にすんなよそれよりも体の調子はどうなんだ?
サディ:おかげさまでだいぶ回復したわ
スピカ:……よかった
サディ:心配かけてしまったみたいねごめんなさい
ソル:でも、どうしてあんなところに捕まっていたんだ?
サディ:…………
サディ:そうね助けてもらったのだし話をするべきでしょうね
サディ:私には、隠していたことがあるの
サディ:サディというのは仮の名前私の本当の名は――
ソル:サダルメリク、だろ?
サディ:……知られていたの流石ね
ソル:アルデバランがサダルメリクを捕縛したと公表したんだピンと来たよ
スピカ:……アルデバランの演説は本当だったんですね?
サディ:ええ。私はアスラ帝国軍後方支援戦略軍団長、サダルメリク冥王四元帥の1人よ
ソル:だから、話したかった
スピカ:だ、だからソル君は……
スピカ:あ、あの!あなたはアスラ帝国軍の人なのにどうしてあんな目に……?
スピカ:帝国を裏切って……いったい何をしようとしていたんですか?
サディ:アルデバランとの確執が原因よ
サディ:私はアスラを復興したかったの
サディ:今のアスラではなく、昔のアスラを
スピカ:昔の、アスラ……ですか?
ソル:どういう意味かわかんないけど……そのためにオレ達に接触したんだな
サディ:それもあるけれど、何よりも傍にいたのは、あなた達のことを知るためよ
サディ:ガイアスならばアルデバランと同じように変わってしまうかもしれない……そう思ったの
ソル:ちょっと待てよオレ達とアルデバランは違うだろ?
サディ:いえ、アルデバランはあなた達と同じ――ガイアスよ
ソル:な……!?
スピカ:くく、詳しく話してくれませんか?
サディ:……あれは10年くらい前になるかしら
サディ:私はテラ皇女様の従者として各地を巡っていたわ
スピカ:サディさんが、テラさんと……!?
サディ:ええ私達は各地のコアを巡礼して祈りを捧げ、力を供給していたの
サディ:その時に、バス……というのよねあなた達の使う乗り物のそばに彼が倒れているのを見つけたの
ソル:オレ達がこの世界に来た時と似ているな
サディ:傷から回復したアルデバランは私達の巡礼の旅に同行するようになった
サディ:貴方達の様に戦う術を身につけ彼は1人の戦士と呼べるほどに強くなったわ
サディ:――けれど、ある戦争を経て彼は変わってしまった
ソル:……変わった?
サディ:本来のアルデバランは純粋でとても優しい青年だった
サディ:けれど、戦いから戻ってきた彼の瞳に、もう優しさの光は灯っていなかったわ
サディ:彼は取り憑かれたように戦い続け――やがて帝国中から畏怖される騎士団長となった
ソル:あいつに何があったんだ……?
スピカ:だとしても、わからないよ
スピカ:どうしてベガ先輩をさらったの?
スピカ:どうして私達に酷いことをするの?
サディ:ごめんなさいそれはわからないわ
ソル:あいつが何を考えているかなんて直接、聞くしかないな
ハント:……聞いた所で、僕達が帰るための障害なら、取り除くしか無いがな
サリ:サディ様、あなたは以前この地のどこかに住む双龍様と親交を持っていたと伺いました
サリ:沙璃達はフォレスへイムコアの手がかりを得るため、双龍様に謁見したいと考えています
サディ:……ごめんなさいとても昔のことだし……
サディ:そもそも私には双龍様と差し向かいで話す権利もそれに方法もないの
サディ:私が双龍様に会えたのはテラ様の付き人をしていたからこそ
サディ:だから、あなた達の質問には答えることができないわ
ハント:構わない僕達が勝手にやったことだ
ソル:ああ、サディのせいじゃないさ時間を見つけてシンノに相談してみよう
スピカ:うん
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サディ:ねぇ、ソル
サディ:双龍様に会いに行くのならその時は私も一緒に行ってもいいかしら?
ソル:!?
スピカ:サディさんは病み上がりなんだよ?
サディ:私も双龍様に伺いたい事があるの
サディ:足手まといにはならないわ邪魔ならば置いていってだから……
ソル:……わかったよ
スピカ:ソル君!?
ソル:本人がこう言ってるんだし
ソル:それに……何かあったらオレ達が助ければいい
スピカ:私は……
スピカ:私は、反対だよ
ソル:……スピカ?
スピカ:あ……!?
スピカ:ご、ごめんね!変なこと言って!……少し頭を冷やしてくる
ソル:いったいなんなんだよ……
モモ:今のはソル君が悪いかなー
ソル:オレが?
モモ:そうだよ。あとでちゃんとすぴにゃんと話すんだよ~?
キリエ:お兄ちゃん達、いいかな?お父さんがお話したいんだって
ソル:もちろん
シンノ:双龍様に会いたいと聞きましたそれは本当ですか?
ソル:そのつもりだけど……
シンノ:町のみんなを助けてくれたこと心より感謝しています
シンノ:しかし、簡単に会わせることができないのです
ニア:ニアたちには会わせられない理由があるのかにゃ?
シンノ:会うために資格が必要なんです
ソル:資格……?
シンノ:試練を受けてもらう必要があります
ソル:試練だって……?
ニア:それはどんなことするのかにゃ?
シンノ:双頭の龍の御座す山にある古い礼拝堂へと入ってもらいます
サリ:礼拝堂ですか?
シンノ:はい。そこにある笛で双龍様をお呼びするのです
ソル:わかったじゃあそれを取りに行こう
シンノ:ただし、現在は危険なモンスターの巣窟となっておりますどうかお気をつけて
talk_19030203
ソル:ようやくゴールか……さて、双龍と会うための笛はどこに隠してあるんだろうな
クロム:すぐには見つからなそうですね手分けして探してみましょう
ソル:ああさっさと見つけて早く双龍に会いに行こうぜ
ヒアデス:――もしかしテェ探し物はコレですかァ?
-:quest_110301201_01
スピカ:ヒ、ヒアデス……!?それに、その笛は……!
ソル:お前は!ソルスヤードのダンジョンで倒したはず!?
-:消えたはずのヒアデスを目前にソルたちは驚きに言葉を失った。
ヒアデス:フヒヒヒヒィ
ヒアデス:呪血妖術師団は手段を選ばないと言ったはずですヨォ?
サディ:……ヒアデス
ヒアデス:おやおやァ!ご機嫌麗しゅう――反逆者殿ォ
サディ:……黙れ早くその笛を渡せ、ヒアデスさもなければ――
ヒアデス:あァ……かつて背を預けた戦友とォ敵同士として再会すルゥウ……実に悲劇ィ! 喜劇ィ! 感激ィ!
クロム:どうやってあの状況から助かったのでしょう興味がありますね
ヒアデス:そんなことを知ったところで無意味ですヨォ
クロム:どんな知識であっても得ようとすることは無意味ではありませんよ
ヒアデス:フヒヒ! 無意味ですヨォだって……
ヒアデス:あなた方はここで死ぬのですからネェ!!
talk_19030204
ソル:……今度こそ、倒した、よな……?
ニア:復活のための準備をしてたとしても魔術が発動した痕跡とかはないみたいにゃ
スピカ:まさかまた戦うことになるなんて思ってもみなかったよ
サリ:三度目はありませんよね?
サディ:あらゆる可能性を考慮した方が良いわヒアデスは得体が知れない……
サディ:何を考えているのかすらも……
ソル:いいさまた襲ってきたらその時は倒せばいいだけだろ
スピカ:…………
ソル:邪魔が入ったせいで手間がかかっちまったけど……
サリ:これで無事に笛が手に入りましたね
ソル:ああ双頭の龍のところへ行こう
talk_11031202
ソル:これがあれば双龍に会えるんだな
ハント:双龍は山頂にいるんだったな
タマモ:うえー。今度は山登りなのー?
ハント:この程度の山ならば大したことないだろう?
タマモ:ハントっちにとってはそうかもしれないけどー
ソル:後少しだ、がんばろうぜ
talk_11031203
-:ソルたちはダンジョンを抜けようやく目的地である山頂へ辿り着いた。
-:試練によって手に入れた龍笛を吹いた瞬間空より巨大な影が舞い降りてきた。
ソル:うおお……!
ショウドウジ:すごい、すごいでござるぞおおお!!
オメガ:おっきい、おっきい、おっきい!!
ソル:これが、双龍なのか……?
スピカ:すごい……
-:cutin_00028_00
双頭の龍(右頭):ここへ、何をしに来たのだ
ショウドウジ:声が聞こえたでござる!?
オメガ:双頭の龍、しゃべった?
ソル:双頭の龍、あんたは人と話すことができるのか?
双頭の龍(左頭):ええ。人と交わり人を知るために言葉を覚えました
ソル:すげーな……頭も良さそうだ
サディ:――双龍様ご無沙汰しております
双頭の龍(右頭):……あああの時の小娘の片割れか久方ぶりだな
双頭の龍(右頭):して、ここへ何をしに来たのだ
ソル:言葉が通じるなら話が早い
ソル:フォレスヘイムコアについて聞かせてほしい
双頭の龍(左頭):フォレスヘイムコアについて知りたいと……?
スピカ:私達、コアを探しているんです
ソル:何か知っているなら教えてほしい
双頭の龍(右頭):なぜコアが必要だというのだ?
ソル:ああ。実は――
双頭の龍(右頭):……事情はわかった
双頭の龍(右頭):悪意を持って奪いに来たのではないようだな
スピカ:はい。私達は平和的に解決できればと思います
ショウドウジ:そのような真似はするつもりはござらん!
オメガ:奪う、悪いこと!
双頭の龍(左頭):ええ、その目を見ればわかります強く、美しく澄んだ瞳……
双頭の龍(右頭):しかし、コアを欲するのならば奪うしかないのだ
ソル:まさか、コアがあるのは……
双頭の龍(右頭):どうやら気付いたようだな
双頭の龍(左頭):フォレスヘイムコアの依代それはわらわであることを
双頭の龍(右頭):この身に宿るコアを欲するのならば我と戦い、勝つ以外に方法はない
ソル:なんだって……?
スピカ:そんな……
サディ:フォレスヘイムコアの依代が双龍様だったなんて……
ソル:吐き出したり、無傷で取り出したりできないのか?
ソル:オレ達はマザーコアの復活のために各地にあるコアに再び力を取り戻せればいいんだ
双頭の龍(右頭):それも出来ぬ。我々を打ち倒し初めてコアに力を分け与える事ができるだろう
双頭の龍(右頭):そもそも老いた我らの身を生かしているのはコアに他ならない
ソル:戦って、倒すしかないってことなのかよ……
スピカ:で、でもソル君!
ハント:僕たちは今までにも多くの自然から生命を頂いて来たそれに深く感謝し、頂戴すべきだ
スピカ:ハ、ハント君……でもこの土地に住むみんなのことだって……
双頭の龍(左頭):……思い悩んでいるようですね優しい子らよ
双頭の龍(左頭):あなた達がどのように考えてどうするつもりなのか……
双頭の龍(右頭):よく考え、答えを出したらその笛を吹け
双頭の龍(右頭):また来るがいい勇敢な戦士たちよ
サディ:ま、待って下さい!
サディ:双龍様は……今のアスラをどのようにお考えですか?
サディ:武力を尊び、他国を侵し自国の民すらも苦しめているアスラ帝国の現状を……
双頭の龍(右頭):我らの役目は、その時代の国を治める長を選ぶことのみ
双頭の龍(右頭):そこから先は、その者のその時代に生きる者達の意志よ
サディ:……それは――
双頭の龍(左頭):もう往きます
双頭の龍(左頭):シャービナの町へ向かうといいでしょう貴方達を導く巫女がいます
双頭の龍(右頭):……アレかあの娘は少々――いや、何も言うまい
ソル:何だ、この微妙な反応……!?
双頭の龍(右頭):ただし再会の折は覚悟を決めよ我らもまた、偽らず応じ――場合によっては刃すら交えよう
ソル:ま、待って――
スピカ:……行っちゃったね……
ショウドウジ:驚きの連続でござったな……
オメガ:オメガ、びっくりとってもびっくりした
ソル:フォレスへイムコアが双頭の龍そのものだなんて……
ハント:彼等は嘘偽り無い事実を語ってくれた僕達もそれに向き合うべきだ
スピカ:ソル君、どうしたらいいのかな
ソル:とにかく、一度戻ろう皆で話し合わねーと……
サディ:…………
アルデバラン:やつらが双龍と接触したようだな
ヒアデス:ヒヒヒヒィ。そのようですネェ
ヒアデス:フォレスへイムコアの正体を知りどうするつもりなんでしょうかァ
アルデバラン:何を選んでも、どう行動しても我にとっては結果は変わらぬ
アルデバラン:さあ、お前たちが選択する未来見せてもらうとしよう
ヒアデス:フヒヒヒ、興味がつきませんネェ
アルデバラン:クククッ……!貴様が施したアレがどうなるか……
ヒアデス:ヒィッヒッヒッヒィ……もっともっとォ楽しくなりそうですネェエエエ!
-:囚われたサディを救い出しついに双頭の龍と相対したソル達。だが突き付けられた現実はあまりに残酷なものだった。
-:ベガを救うため元の世界へと帰るため双龍の命を奪えるか否か……。苦悩と衝突のすえ彼らは、ある決断をする。それが大いなる災いの引き金となる事も知らず――。
talk_11031309
ソル:さて、次の町に行ってオレ達を導いてくれる巫女を探そう
スピカ:そうだね
ソル:巫女の話をした時双龍が微妙な反応したんだよな
サリ:何かあるのでしょうか?気になりますね
ソル:ま、会えばわかるか
サリ:次の町を目指しましょう
ソル:おう!
talk_11031310
ソル:もうすぐ次の町だな!
スピカ:巫女さんがいるんだよね
ソル:みたいだな!早く会って色々聞こうぜ!
スピカ:あ、待ってよー!
レン:気持ちがはやりすぎてるな
スピカ:ソル君……
talk_21030401
-:桃と沙璃が一息ついていると一人の少女の後ろ姿がふと目に入った。
-:少女はふらふらとした足取りで町から出ていこうとしていた。
サリ:あの先はモンスターの生息域です小さな女の子が一人うろつくにはあまりに危険ですね
モモ:え? どこどこ~!?と、止めないと~!
モモ:きみきみ~!一人でどこ行こうとしてるの?
???:え……?あの……だぁれ?
モモ:ごめんね驚かせちゃったかな?お姉ちゃんは桃っていうの
サリ:白織沙璃と申します
???:わ、わたしはカヤ……です
モモ:カヤちゃんっていうんだ
サリ:このような場所にあなた一人では危ないですよ?
モモ:ここで何をしていたの~?
カヤ:ここで落としちゃったヌイグルミを探してたの
カヤ:とっても大切なヌイグルミなのでも……
モモ:見つからないんだ?
カヤ:もしかしたらモンスターに持って行かれちゃったのかも
モモ:モモ達で少し森の中を探してみよっか?
サリ:ですが……この広さに加えてモンスターの数も多いです発見は難しいかと……
カヤ:ヌイグルミなくなっちゃった……
モモ:カヤちゃん泣かないでお姉ちゃんまで悲しくなっちゃう
カヤ:でも、でもぉ…
モモ:そうだ! お姉ちゃんたちが代わりのぬいぐるみを作ったら受け取ってもらえるかな~?
カヤ:代わりのヌイグルミ?
モモ:カヤちゃんはどんなヌイグルミが好きなの?
カヤ:ふかふかして、とっても可愛いの寝る時に、一緒にいてくれるの
カヤ:ヌイグルミがないと寂しくて眠れないの…ぐすっ
サリ:ではカヤ様が寂しくないように愛らしいヌイグルミにしましょう
カヤ:……いいの?
モモ:お姉ちゃんたちに任せて~!
サリ:裁縫は得意ですから
モモ:よーしそれじゃがんばってぬいぐるみを作っちゃうぞ~
chattalk_21030402
モモ:見て見て~ふわふわ[item:213000051(羊毛草)]
モモ:202102731
カヤ:本当だふわふわしてるね~
サリ:ヌイグルミの中綿にぴったりです
カヤ:これを中にいれるの?
サリ:たくさんありますからふわふわにしましょう
モモ:1
モモ:他に必要なものって何があるの~?
サリ:やわらかキルトとキラキラうろこです
モモ:3
サリ:沙璃もがんばります
モモ:18
chattalk_21030403
モモ:29
モモ:カヤちゃんお待たせ~
モモ:202102741
カヤ:それがやわらかキルト…?
サリ:はい、そうです
サリ:このキルトの肌触りはとても優しいんです
モモ:29
サリ:202102751
モモ:キラキラうろこもオッケーだよ~!
カヤ:きれーい…
モモ:これで材料は全部だよね?
サリ:はい。十分です
モモ:25
モモ:ヌイグルミ作りを始めるぞ、お~!
カヤ:おお~!
サリ:お、おお~
talk_21030404
モモ:これで完成だね~!
サリ:気に入ってもらえるといいのですが……
モモ:さっすがサリサリだねあたしも欲しくなっちゃうくらいの出来だよ~
モモ:さっそくカヤちゃんに渡しに行こ~!
talk_21030405
モモ:カヤちゃんはい、どうぞ~
カヤ:わあっ! かわいいー!
サリ:どうでしょう……?
カヤ:お姉ちゃんたち、ありがとうとっても嬉しいっ
カヤ:ふわふわでふかふかしてる
モモ:カヤちゃん、どうしたの~?
サリ:お気に召しませんでしたか……?
カヤ:ううん、そんなことないよ
カヤ:ふわふわでふにふにでふかふかとってもさわりごこちもいいよでも……
モモ:でも……?
カヤ:ヌイグルミをぎゅっとするとなんだかそわそわして前のとちがってるの
カヤ:これでちゃんと眠れるかな……
モモ:そっか~新しいヌイグルミだと落ち着かないんだ~
カヤ:せっかく作ってくれたのにお姉ちゃんたち、ごめんね
サリ:桃様、どういたしましょう?
モモ:んん~そうだね……
モモ:いいこと思いついたよ~!ちょっとだけ待っててね
chattalk_21030406
モモ:202102771
カヤ:フローラルエッセンス?
サリ:これを使うんですか?
モモ:そのつもりだよ~
モモ:37
モモ:お料理をしていた時に気付いたんだけど
モモ:これすごくいい香りがするの~
モモ:27
カヤ:それで何をするの?
モモ:ヌイグルミにこの香りをつけてあげたらどうかな?
サリ:41
モモ:リラックスできて夜も寝られるよ~[0010]
talk_21030407
モモ:すぅ、はぁ……すぅ……
モモ:うん。とっても良い感じだね~。サリサリも嗅いでみて
サリ:すぅ……はあ……すぅ……とてもいい匂いがします……
カヤ:お姉ちゃん、わたしもいい?わたしも匂いかぎたいっ
モモ:もちろんだよ~
カヤ:すんすん……ふわぁ……とってもいい匂いがする……
モモ:アロマみたいで、いい香りでしょ?
カヤ:うん。ふわふわしていい匂いがして安心する……
モモ:気に入ってくれたみたいだね良かったよ~。
サリ:桃様ならではの解決策ですね流石です
モモ:これがあれば夜もよく眠れるでしょ?
カヤ:うんっでも……
カヤ:お姉ちゃんたちとはお別れなの?
モモ:あたしたちの代わりにこの子が一緒にいるから
カヤ:お姉ちゃんたち、また来てね……?
サリ:はい、必ず
モモ:もちろんだよ~またねカヤちゃん
talk_21030501
エグゼ:ニアちゃん、あの子たちなんか様子が変じゃないすか?
ニア:本当だにゃ。なんだか泣きそうな顔をしているにゃ
エグゼ:気になるすね……どうします?
ニア:ちょっと声をかけてくるにゃ
ニア:二人ともそんな顔をしてどうしたのかにゃ?
ニア:よかったらお姉ちゃんに聞かせてほしいにゃ
マキト:ぼくたちの遊んでいた小屋を
サヤカ:モンスターに壊されちゃったの
エグゼ:モンスターが出るようなとこで遊んでいたんすか?
ニア:子どもだけでそんな危ないとこに行ったらだめにゃ
サヤカ:この前までは大丈夫だったもん
エグゼ:今は違うってことすよねどうしてそうなったんすか?
マキト:大人が少なくなったからだよ
ニア:どういうことかにゃ?
サヤカ:町の見廻りをする人が足りないんだって
マキト:追い払う人がいなくなったからモンスターが寄ってくるんだ
ニア:そういうことだったんだにゃ
エグゼ:事情についてはわかったすけど子ども二人じゃ危ないすよ
サヤカ:そんなのわかってるもんでも……
マキト:サヤカ、しかたないよ
サヤカ:私たちだけの秘密の場所だったのにそんなに簡単に諦めるの?
サヤカ:マキトってば情けないんだから
マキト:うぅ……ごめんね……
マキト:でも、サヤカがケガをしたりするのはやだよ……
ニア:何とかしてあげられないにゃ?
ニア:放っておいたら小屋だけじゃすまにゃいかもしれないにゃ
エグゼ:たしかに見過ごせないすね……
エグゼ:ニアちゃん、自分たちでモンスターを追い払うす!
ニア:それはいい考えにゃ!
マキト:……いいの?本当に?
サヤカ:やったぁ!小屋を壊したモンスター見つけてやっつけてね
chattalk_21030502
エグゼ:思っていたよりも手強かったすね…
ニア:二人のためにがんばったにゃ
エグゼ:これでしばらくは安心して遊べる場所になったすかね
サヤカ:28
サヤカ:ニアお姉ちゃんたちって強かったんだね!
マキト:でも…そいつだけじゃなかったよね?
エグゼ:41
エグゼ:そうなんすか?
マキト:他のやつもいたんだ
サヤカ:あのね、あっちのモンスターも倒してくれる?
エグゼ:26
ニア:そいつも倒しに行くにゃ
chattalk_21030503
ニア:これで一段落にゃ
サヤカ:お姉ちゃん。ありがとだけど…
マキト:ぼく達の小屋は、もう…
エグゼ:かなり壊されてたすね……
サヤカ:わたしたちだけの秘密の場所…
マキト:もう使えないね…
ニア:二人とも哀しそうだにゃ
エグゼ:26
エグゼ:いいことを思いついたすよ
エグゼ:壊されたのなら直せばいいすよ!
サヤカ:えっ!? 直せるの?
ニア:小屋も原型は残っているしあれくらいならいけるかにゃ?
エグゼ:必要な資材を集めれば直せると思うす
ニア:一緒にやるにゃ[0024]
エグゼ:15
エグゼ:どうせ修繕するならついでに補強もしておくすか
ニア:25
エグゼ:モンスターに襲われても少しくらいの間なら持ちこたえられるすよ
ニア:それはいい考えだにゃ!
ニア:22
chattalk_21030504
ニア:26
ニア:これで全部、集まったにゃ!
サヤカ:わーい!
マキト:やったねっ
エグゼ:28
エグゼ:さっそく小屋を直しに戻るすよっ
talk_21030505
ニア:これで全部そろったにゃ
サヤカ:ありがとう、お姉ちゃん
ニア:さっそく修理を始めるにゃ
サヤカ:ちゃんと元に戻る?
ニア:前と同じような小屋にもできるにゃでも……
エグゼ:次はそう簡単に壊されないようにガッチリ強化するっすよ
ニア:それがいいにゃ!
ニア:触るとトゲトゲが生える壁とかどうにゃ?
エグゼ:モンスターだけに反応するようなのを作るのは難しいすね
ニア:じゃあ正道寺にミサイルの作り方でも聞いてきて付けたらどうにゃ?
エグゼ:正直やってみたいすけどそんなん備えたら、もはや要塞すよ……
エグゼ:柱を太くして壁を厚くして周りを石で補強しておくす
ニア:ニアは魔術でかんたんな結界を張っておくにゃ!
ニア:こんなところかにゃ……?
エグゼ:ばっちりできたすよ
ニア:サヤカとマキトの秘密基地の完成にゃ!
サヤカ:すごーい!
マキト:わーい! 秘密基地秘密基地!
ニア:モンスターがきてもこれで安心にゃ!
サヤカ:お姉ちゃんたちありがとっ
マキト:ありがとう!
ニア:にゃははは喜んでもらえてうれしいにゃ