talk_11002801
-:町へ到着するとソルはスマホを取り出し――
-:メッセージアプリの通話モードを選択した。
-:相談相手はゾイモスのカリンだ
ソル:──って訳なんだよ何かいいアイデアねーかな?
カリン:う~ん、魔力が暴走ねえ
カリン:なら、[item:202100361(秘魔石)]を使ってみたらいけるかも
ソル:OK、[item:202100361(秘魔石)]だなサンキュー、助かったぜ!
カリン:役に立てて良かったわまたいつでも相談にのるからね
ソル:って訳で、[item:202100361(秘魔石)]ってのを集めに行こうぜ
スピカ:何だか怖い感じの名前だけど大丈夫なのかな?
オセン:大丈夫だよー
スピカ:あれ、おせんちゃん……?もしかして、その手に持ってるのって
オセン:うん、そう、[item:202100361(秘魔石)]!小さいからお守りくらいにしかならないけどね
オセン:綺麗だし、余計な魔力を吸い取ってくれるから、みんなつけてるよ
スピカ:へえ、そうなんだ
ソル:ひょっとして、もっと大きなのが採れるところ、知ってたりするかい?
オセン:うん、知ってる!
ソル:マジかよ、そいつは助かるなちょっと教えてもらえるか?
オセン:えーと、魔道レッドケーンってのがたくさん持ってるって言ってた
ソル:OK、それさえあればニアちゃんの魔法も上手くいくしな頑張んねーとな、へへ
ニア:ニアは、生贄が良かったにゃ
スピカ:ダメ! 生贄はダメだよ、もー!
ニア:ふにゃー……
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オセン:お兄ちゃん達、どう?
オセン:秘魔石とれた?
ソル:ああ、余裕だったぜ
オセン:28
ソル:26
ニア:うにゅぅ、生贄…[0026]
オセン:35
スピカ:な、何でもないのごめんね、おせんちゃん
スピカ:ニアちゃん、生贄はダメって言ってるでしょ?
ニア:うにゃー、でもやっぱり欲しいのにゃー[0025]
スピカ:ええっ、そんなこと言われても…もう、困ったなぁ
オセン:ねえねえ、スピカさん
オセン:いけにえってなあに?
スピカ:うーん、何て言えばいいんだろう
ソル:魔法を発動させるためにあげるごはんみてーなもんだな
スピカ:生きてると…ううん、新鮮なものだと嬉しいみたいなの
オセン:そんなのいっぱいあるよ
ニア:ふにゃ!? 本当かにゃ!?どこにあるのにゃ[0027]
オセン:このザントロードの美味しくなくなっちゃったお野菜だよ!
オセン:おいしくないかもだけどザントロードのお野菜は新鮮そのものだよ!
ソル:そっか、その手があったか
ソル:確かに売り物にならない野菜なら誰にも迷惑かけねーしな
スピカ:お肉じゃなくて、お野菜ならまぁいっか…
ソル:一応、新鮮ではあるしどうだ、ニアちゃん、いけそうか?
ニア:問題ないのにゃー!やる気出てきたのにゃー[0024][0029][0029][0029][0029][0029][0029][0029][0029][0029][0029][0029][0029][0029][0029]
スピカ:もー、ニアちゃんったら[0019]
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スピカ:ほらほら、見て見て
スピカ:お野菜、いっぱい集めてきたよ♪
スピカ:202100371
オセン:わー、いっぱい集めたねー
ニア:にゃー、生贄いっぱいにゃー[0027]
スピカ:ふふ、よかったね[0010]
スピカ:でも、もう生贄はこれっきりにして欲しいかな[0019]
ソル:ともあれだ
ソル:これで魔法はできるんだよな
ニア:もう1つ、わがまま言っていいかにゃ[0026]
ソル:わがまま? 別にいいけど…
ニア:ここの魔法をもっと知りたいにゃ[0028]
ソル:前から思ってたんだけどよ地球とここ、そんなに違うもんなの?
ニア:味が全然違うのにゃ[0027]
ニア:地球がマグロなら[0028]ぱにぱにはカツオなのにゃ[0028]
ソル:……もうちょっと具体的に頼む
ニア:この世界ではエーテルを軸とした魔力を魔法に使うにゃ[0025]
ニア:地球とは基本法則が違うのにゃ[0027]
ソル:その軸を感じ取れる何かがほしいってことか
オセン:だったら[item:217000012(魔道石)]はどう?
スピカ:それはなに?
オセン:魔力の化石みたいなものだよ
オセン:ただの石ころだから[item:202100361(秘魔石)]みたいにアクセサリーにならないけど
オセン:魔力がつまってるからとくべつな燃料になるんだってさ
ソル:OK、そいつで決まりだな集めて来て、さっさと魔法使おうぜ
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オセン:どう、魔道石は手に入った?
スピカ:それがね、小さな欠片しか手に入らなくって…
ニア:ううう、この小ささだとよくわからないにゃー[0026]
ニア:魔力が弱すぎるにゃ[0026]
オセン:あのね、お兄ちゃんお姉ちゃん
オセン:工房にもってって精錬すればいいんだよ
オセン:そしたらきっと魔力が強くなるよ
ソル:そうか、純度を上げればいいんだな
ソル:OK、わかったぜ
ソル:よしこいつで魔道石さっそく作ろうぜ!
ニア:うにゃー[0024]
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オセン:どう? 全部集まった?
ソル:ああ、全部そろったぜ
スピカ:これで美味しいお野菜復活するね♪
オセン:ところで、師匠はどうしてる?
ソル:え、師匠?
スピカ:それって、学校の先生か何かかな?
オセン:ううん、違うよクロム師匠のことだよ
スピカ:ええっ、クロム君!?嘘でしょー!?
ソル:何でそんなことになってんだよ!
クロム:ふふふ、仕方が無いですよ僕は天才ですからね
ソル:説明になってねーよ
スピカ:そうだよ、どうなってるの?ちゃんと教えてよ
クロム:それは…
クロム:ふふふ、秘密ですね
オセン:ひみつ、ひみつー!
ソル:はぁ、しばらく見ねーと思ったら何やってんだか…
スピカ:38
オセン:それじゃ全部、あたしのところにもってきてね
オセン:そしたら教えてあげるよー
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オセン:おつかれさまー、師匠!
クロム:ふふふ、そうでもないですよ大した仕事はしていません
ソル:だろうよ、おめーは働いてねーしな
クロム:おやおや、酷いですね僕だって頑張っていましたのに
オセン:そうです、師匠とおせんはとっても頑張りました!
スピカ:え、おせんちゃんも?それってどういうこと?
オセン:はい、師匠に言われてあたし、ずっと探してたんです
スピカ:探してた?
オセン:はい、この近くで1番エーテルの濃いところザントロード遺跡です
スピカ:えーっと、どういうこと?
ソル:なるほど、そう言うことかよ一応褒めておくぜ、クロム
クロム:ふふ、大した仕事はしていませんよ当然のことをやったまでです
スピカ:何それ、みんなばっかりずるーい!私にも教えてよ
クロム:いいですか、ニア君の浄化魔法はどこでやってもいい訳ではないそうですよね?
ニア:にゃ、そうにゃ理想は魔力の高いところにゃ
クロム:そう、彼女の最大出力を実現するにはそれに適した場所が必要だったのです
クロム:それを、僕とおせんが先回りして見つけておいたのですよ
クロム:そして奇しくもそれは術式が行われた場所と同じまあ、相手も考える事は一緒ですか
スピカ:そうなんだ……これでニアちゃんが正しく魔法を使えるってことだね!
オセン:あたし、がんばったよ!
スピカ:おせんちゃんもありがとう
スピカ:ごめんね、サボってるみたいな言い方しちゃって……
クロム:ふふふ、いいんですよ気にしていません
ソル:つーか、何もしてねーのは変わんねーけどな、探し出したのはおせんちゃんなんだし……
クロム:ん? 何か言いたいことでも?
ソル:いいや、何でもねーよ
ソル:そんじゃ、ニアちゃんそこまで連れて行くからよ後は頼んだぜ!
ニア:にゃー、頑張るにゃー!
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モモ:あれー? たまちぃこんなとこでなにしてるの~
オセン:あのね、お姉ちゃんにね神様の昔話してたんだよー
モモ:えー、カミサマ?
モモ:ふふ、たまちぃって時々変なものに興味持つよね~
タマモ:えー、変じゃないよ
オセン:神様はね、お月様に住んでてねみんなを守ってくれてるんだよ
モモ:お月様って、あれのこと~?
-:cutin_00023_00
モモ:ふふ、お月様が2つもあって不思議な感じだよね~
タマモ:あれでしょ? 言い伝えがあるんだよね?
オセン:うん!
-:-
オセン:双子の月女神様が常闇の王につかまっちゃって――
オセン:でも光の神人様たちが女神様を取り戻してくれたんだよ
モモ:あ、それ、美佐ちゃんが見せてくれた本に書いてあったね!
オセン:有名な昔話だよ知らない人なんかいないんじゃないかなぁ?
オセン:まあ、色んな所で少しずつ内容が違うみたいだけどね
オセン:光の神人様はその後いなくなっちゃったとか月に登ったとか……
モモ:へぇ、そうなんだ
オセン:ちなみにね、このメトロシアンでは月女神様に毎年豊作をお祈りするんだ~
オセン:神様も大忙しだよね
タマモ:そうなんじゃ!何でも願えば叶うってもんじゃなかろうにのう!
モモ:すご~い!たまちぃにはお月さまの苦労がわかるんだね!
タマモ:なぬっ!?そ、そうかな?あは、あははははは……
モモ:あれ、メッセージだ~
タマモ:何? 誰から?
モモ:すぴにゃんからだよ~ニアちんの魔法の支度できたから魔力の高いところへ行くんだってさ~
タマモ:あ、わらわも行く~!
-:2つの月の神話。光の神人が本当に自分たちなのだったらこの話とも無関係ではないのだろうなとたまもは思った。
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スピカ:よし、いよいよ突入だね張り切って行こう
ソル:なあ、お七さん、遺跡ってどんなところなんだ?
オシチ:モンスターだらけの恐い所だよ……
オシチ:十分準備していかないとあんたたちでも危ないかもねぇ
ニア:うにゅぅ……怖いのにゃ
サリ:心配ございません、ニア様沙璃が命に代えてもお守り致します
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ソル:よし、ここで間違いないな
クロム:ええ、確かに
ソル:それじゃニアちゃん後は頼んだぜ!
ニア:うにゃ、みんな離れてるにゃ
-:cutin_00008_02
ニア:にゃりーん、にゃりーんにゃにゃにゃにゃ、にゃりーん
ニア:穢れし大地を白く浄め豊穣の恵みで埋め尽くすにゃー!
-:cutin_00008_03
ニア:にゃにゃにゃにゃ、にゃりーーん!
スピカ:やったー、ついに成功したよ!
ソル:でも、何かおかしくねーか?
スピカ:え、なんで?これ、どうなっ……嘘でしょ!?
モンスター:グオオオオオオオオオオオオ──ッ!
ニア:ごめんにゃーまた失敗しちゃったにゃー
クロム:いいえ、失敗ではありませんよ流石ニア君、これで成功なのです
ニア:んにゃ、どういうことにゃ?
クロム:こいつは、この地の悪い毒素を全て集め、具現化させた存在です
クロム:ですから後はこいつを倒しさえすればこの地は完全に浄化されるはず
ソル:OK、そういうことならオレ達の出番だな!
ソル:いくぞ、モンスター!ぶっ倒してやるぜ!
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ソル:はぁ、はぁ、はぁ……へへ、何とかなったな
スピカ:ふぅー、本当、良かったね……
ソル:おお、綺麗になってくのがオレでもわかるぞ
スピカ:すごーい、浄化されてるんだよ
スピカ:……なんだかすごく美味しそう……
-:スピカは地面に落ちていた魔法の生贄としたニンジンを1本、手に取った。
スピカ:いっただきまーーーーす!
ソル:って、おい! やめとけって!
スピカ:しゃくり、もぐもぐもぐもぐ……
スピカ:おいし~~~~い!!
ソル:え……美味しいのか?
スピカ:すごくあまくて、でも味わいがすごいっていうかとにかく美味しいの
スピカ:これを料理したら、どうなるんだろうじゅるり……
ソル:はぁ……やれやれだぜ
ソル:ん? 何だ?さっき、あっちの方で光った気が……
ソル:確か、この辺で……
ソル:あ、あった!?
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ソル:これ、カプセル……の、ケース?空っぽだ……
ソル:誰かが空けたのか……?ここでカプセルを……
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スピカ:おせんちゃん、お七さん!来てくれたの?
オシチ:ガイアスの方々、ありがとうよ
オシチ:お水がすごく美味しくなってもうびっくりだよ!
オセン:お野菜も、お肉も、お魚もみんな元に戻るから
オセン:そしたら、お兄ちゃん、お姉ちゃん絶対に来てよね
オシチ:そうだね、今度こそ美味しいお野菜いっぱいご馳走しようねえ
スピカ:ふふ、それすっごく楽しみ一段落ついたら絶対に行くね
オセン:師匠にも全然、錬金術教えてもらってないし!
クロム:ふふふ、僕の修行は辛いですよ
オセン:がんばりまーす!
ソル:完全に師匠気分だな
オセン:ところで皆、次はどこへ行くつもりなの?
ソル:いや、まだ決めてないんだけど
ソル:ヒアデスにベガ先輩が捕まってるとしたら
ソル:とりあえずアスラ帝国の方に向かって進むのがいいかなと思ってるんだ
オシチ:だったらプネウマ地方のセントラへ寄りな
オシチ:あそこは、お金と情報が飛び交う商人の町だしアスラ帝国にもかなり近いよ
オシチ:あんたたちの役に立つ情報があるかもねえ
スピカ:ありがとうございます次の目的地が決まって助かりました
ソル:よし、そういうことなら早速行こうぜ!次はセントラだ!
-:ザントロードの穀倉地帯を見事復興させた一行は情報を求め商人たちが多く集うという商業都市セントラへ向かうこととなった。
???:…………
スピカ:ねえ、あの子……前もあそこに立ってたよね?
ソル:そういえば……ここを通るたびに見かけるな
ソル:毎日来てるのかよほどのことがあるんだな
スピカ:ねえ、ソル君声をかけても大丈夫かな
ソル:俺に聞くことか?お前のしたいようにすればいいさ
スピカ:うん! ねぇ、そこで何をしてるの?
???:故郷を見てるの……
スピカ:故郷?
???:ええ、あの崖の向こう……あそこに私の故郷があるの
???:あなた達、ガイアスよね?なら、ユリの花、わかるかしら
スピカ:もちろん、あの花可愛いくて好きだな~!
ソル:へぇ、食べ物以外でスピカに好きなものがあるだなんて意外だなー
スピカ:ひ、ひどいよソル君……私だって食べ物以外で好きなもの一杯あるよー?
ソル:例えば?
スピカ:お花とかお星さまとか!
ソル:なるほど花は甘い匂いが食欲をそそるし……
ソル:星々は星座が食べ物に見えてくるもんな
スピカ:そうそう~♪えへへ、ソル君私のことよくわかって――
スピカ:って、違うよー!もー!
ソル:ははは、冗談はさておき俺もユリの花は好きだぜ
???:ふふふ、面白い人達……スピカさんに、ソルさんっていうのね……私は紫月……
シヅキ:あなた達は私と一緒でユリの花が好きなのね……
シヅキ:でもユリの花はねぱにぱにでは私の故郷にしか咲いてないのよ
ソル:そういえばこっちじゃ全然見ないよな
シヅキ:私……どうしてももう一度、ユリの花を見たくって……
シヅキ:でもそれは叶わぬ願い……だからせめて、ここから故郷の場所を見ているの
ソル:叶わぬ願い……?
シヅキ:私の故郷は……もう、存在しないんです
シヅキ:ある時大量のモンスターに攻め入られてしまって……
シヅキ:今では人も近づけないようなモンスターのたまり場になってしまっていると聞くわ
スピカ:そうだったんだ……じゃあ、私がユリの花を採ってきてあげるよ!
ソル:おい、今の話聞いてたか?一人じゃ危険だぞ
スピカ:でも、紫月さんを放っておけないよ!
シヅキ:い、いいの?本当に……?
ソル:ああ、俺もついていくスピカも守るしユリの花も必ず持ってくる
スピカ:えへへ♪待っててね!紫月さん!
シヅキ:あ、ありがとうございます……!
ソル:お礼を言うにはまだ早いさそれじゃあ行ってくるぜ
chattalk_21011502
スピカ:ユリの花見つけたよ!
ソル:26
スピカ:紫月さん?
ソル:35
スピカ:紫月さん!?どうしたのっ!?
ソル:反応がねえ…一体どうしたんだ?
タヌヒコ:おいおいおい!やべーぞ!
スピカ:たぬちゃん?
タヌヒコ:世紀末軍団が現れたんだよ!
ソル:世紀末軍団だと?
タヌヒコ:札付きの悪たちだよ!モンスターの癖に知性があって、計算的に襲ってくるんだ!
タヌヒコ:どうやら前はどこかの町を丸々1つつぶしたらしいが…
ソル:まさか
ソル:紫月の故郷のことか!
スピカ:ひどい…!!
タヌヒコ:それで今回は女や子どもをさらってるらしくてよ
タヌヒコ:もしかしたら紫月っつう女の子も…
スピカ:そんな!早く助けに行こう!ソル君!
ソル:待て落ち着けスピカ
ソル:こういう時にこそ冷静になれ
スピカ:でも!でも!
ソル:落ち着けって紫月は必ず助ける
ソル:たぬ彦!そいつらがどこにいるか分かるか?
タヌヒコ:本拠地はわからねーが
タヌヒコ:構成員の世紀末レッドケーンなら見かけたな
ソル:よしソイツから手がかりを探すぞ!
スピカ:26
chattalk_21011503
ソル:目標撃破!
タヌヒコ:よくやったぜ
タヌヒコ:お前らが構成員を倒したからか
タヌヒコ:ひときわオーラのある世紀末ドン・メンチキを見かけたぜ!
スピカ:ぶっ飛ばしてやるんだから[0008]
ソル:おし、決まりだな
ソル:それで紫月も必ず助けるぞ!
スピカ:うん![0014]
chattalk_21011504
スピカ:倒したよ!
ソル:紫月も見つけた!他のさらわれた人たちも無事だ!
タヌヒコ:よくやった!
シヅキ:私は無事です迷惑かけてごめんなさい
スピカ:紫月さん!よかった…
スピカ:本当によかった[0013]
ソル:何もされてないようでよかったぜ
シヅキ:あなた達にはなんてお礼をいえばいいのか
シヅキ:私の故郷を潰した世紀末軍団
シヅキ:あいつらにもうおびえる必要はないんですね
シヅキ:みなさん本当にどうもありがとう!
スピカ:お礼なんて…
スピカ:あっ
スピカ:ソル君は先に帰ってて!ちょっとやることがあって
ソル:うん? そうかわかった
talk_21011505
ソル:ほら、紫月ユリの花だ
シヅキ:夢にまでみたユリの花……また見ることができるなんて……
シヅキ:本当にありがとうございます……!
スピカ:えへへ、よかった♪それと、これはソル君に
ソル:お、俺にか?
スピカ:いつもソル君には助けられてるから……
スピカ:今回だってソル君が止めてくれなければ
スピカ:私、考え無しにつっこんじゃってたもん
スピカ:これはいつものお礼ありがとう、ソル君
ソル:ははは、照れるな……ありがたく受け取るよ
ソル:ただいつものお礼ならこれだけじゃあ足りない気もするな?
スピカ:あ、あれ?じゃあじゃあ、いっぱいお料理作ってあげる!
ソル:大半がお前に食べられそうだけどな
スピカ:そんなことないよ!ちゃんと我慢するもん!……たぶん
ソル:ははは、冗談だこれだけで十分だぜ、スピカありがとな
スピカ:えへへ……♪
シヅキ:うふふ、本当にお2人は仲が良いのですね……
シヅキ:頂いたユリの花はこの丘で大事に育てます
シヅキ:また花が咲くころになったら遊びに来てくださいますか?
スピカ:もちろんだよ!今度はお弁当を持って遊びに来るね!
ソル:その時を楽しみにしてるぜ
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ラクラクサイ:イッターーーー、イタタタタッ……だあ~、誰か助けてくれんかのぅ~!誰かぁ若いもんはおらんかのぅ~!
ショウドウジ:ぬをぉぉぉぉ!!御老体! いかがなされたぁぁぁぁ!
オメガ:おじいさん、大丈夫?オメガ、心配する
ラクラクサイ:ほう、こりゃまた随分と活きのよいのがやってきたのぅ
オメガ:どういうことだ?
ラクラクサイ:いや、なんでもないのじゃ!儂は、楽々斎と申してのぅ古美術品を商っておる者なのじゃ
ラクラクサイ:この先に古いパニー硬貨が沢山捨ててあるっちゅう情報を貰って向かっておったのじゃが……イタタ……
オメガ:腰を痛めたのかおじいさん、無理よくない家に帰る、オメガ送っていく
ラクラクサイ:いぃ、家にぃ!? それは困るっ!儂は一度決めたことは何が何でもやり通さねば気が済まん質なのじゃ!
ラクラクサイ:動かんぞぅ!古いパニー硬貨を手に入れるまでわしゃ、テコでも動かんぞぅ!
オメガ:……しょうがないオメガ、代わりに行ってくるおじいさん、ここで待つ
ラクラクサイ:誠かぁ! そいつぁ助かるわい!お前さんは正義の味方じゃのぅ!嗚呼、有難やぁ有難やぁ……
ショウドウジ:御老体ッ!今、正義と申されましたなぁぁぁぁ!正義こそは拙者の使命にございぃぃぃ!
ショウドウジ:拙者も共に参りますぞぉぉぉぉ!いざ、出陣ですぞぉぉぉぉ!!
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ラクラクサイ:いかがかのぅ?
ショウドウジ:応よッ、ご覧じろ集まりまして候ぞ!
ショウドウジ:202100021
ラクラクサイ:おお!
ラクラクサイ:これは!
ラクラクサイ:はやくもどってくるのじゃ!
ラクラクサイ:はやくこの目で見たいのじゃ!
オメガ:38
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ショウドウジ:御老体ぃぃぃぃ!戻りましたぞぉぉぉぉ!
ラクラクサイ:おお~!しかとうけとったぞ!
オメガ:……んんんん?おじいさん、今すごく動き早かった腰……痛いんじゃ
ラクラクサイ:ぎくぅぅぅぅ!?
ラクラクサイ:い、いやのぅ~儂は筋金入りの古美術商じゃて良い品の為であれば体も活気づくのじゃ!
オメガ:虚偽反応多数、確認!
ラクラクサイ:そ、それよりもなのじゃぁ!流石、正義の味方じゃのぅ~!
ショウドウジ:フハハハハ……!お任せあれぇぇぇぇいッ!
ラクラクサイ:おお! 何と頼もしいのぅ!これからもよろしくお願いしますじゃぁ!
ショウドウジ:もちろんですぞぉぉぉぉ!御老体ぃぃぃぃ!!!!
オメガ:正道寺、調子乗りすぎはぁ、まったく!