talk_11010401
ニア:すぅ……すぅ……
サリ:熱が下がってます!
ソル:やったな
ハント:どうやら効いたみたいだな
タマモ:良かった良かった
スピカ:一時はどうなることかと思ったけどニアちゃんは元気になったし
スピカ:ハント君も、たまもちゃんも無事に合流できて良かったよ
ハント:スピカは相変わらず心配性だな
タマモ:スピカっちは優しい子なんだよハントっち
ハント:そんな事は……わかっている
タマモ:ふふふ……
ハント:さて、熱が下がったとなれば後は栄養だな
ソル:確かに。体力が回復しないといくら薬飲んでも意味ないからな
-:ぎゅるるるるるる……!
スピカ:…………
ソル:誰かさんもお腹すいているみたいだし食料を確保しに行こうか
スピカ:は、はうぅぅぅ……
タマモ:まあまあ、ソルちはお腹減ってないの?
ソル:そう言えばろくに食ってなかったっけ……
タマモ:だったら、ついてきなよ
ソル:ついて? どこに?
タマモ:ぬふふ、いいからいいから……くんくんくん、こっちだよ!
ソル:お、おい、どこ行くんだよ!
-:たまもとハントを仲間に加え無事にニアにいやし草を飲ませることに成功した一行。さらに元気を取り戻してもらうために栄養のある食べ物を探しにいくのであった。
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スピカ:すごいね、たまもちゃん食べものがどこにあるかわかるの?
タマモ:ぬふふ、こんなの余裕だよ
ソル:食料については、少し心配してたけどしばらくは大丈夫そうだな
タマモ:くんくん、くんくんくん……
スピカ:たまもちゃん、何してるの?
タマモ:んー、匂いをねちょこっと探してるとこ
タマモ:ぬふふ、あったぞい♪
ソル:何を見つけたんだ?
タマモ:ついてくればわかるよさらにいいものを採りに行くのじゃ
スピカ:ふふ、そういえばたまもちゃんって時々お婆ちゃんみたいになるよね
スピカ:住んでたところの言葉なのかなぁ?
タマモ:おっと、いかんいかんつい言葉が……気をつけんとならんの
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スピカ:……ぺろり。これって……!?
スピカ:お塩だよ! すごーい!
タマモ:くんくん、くんくんくん……
タマモ:うーん、残念じゃのう岩塩はそれで最後のようじゃ
スピカ:ううん、十分だよありがとうね、たまもちゃん
ハント:よし、魚はもういいだろう今度は肉を狩りに行くぞ
スピカ:お肉! 食べられるの!?
ハント:僕を誰だと思っている、狩人だぞ
ハント:幼少より狩猟のことなら全てこの身体に叩き込まれてきた
ハント:僕に狩れないものなど存在しない
ハント:ま、もっとも今回はケーンが溜め込んでいる[item:219000491(つやつや生肉)]を狙うんだがな
ハント:……それはそうと、ソルお前はどうだ?
ソル:何がだ?
ハント:僕達の体の異変だよ明らかに身体能力が上がっている
ハント:たまもの嗅覚が鋭くなっているのもその一種なんだろう
スピカ:そういえば無人島にいるときから体が良く動く気がするね!
ソル:オレの……脚……確かに……
ハント:ここにきて、謎は深まるばかりだなまあ、今はハンティングに集中だ
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ソル:ハント……このつやつや生肉ってのは食えるのか?
ハント:問題ない旨味も濃く、肉質も上等だ
タマモ:ねー、美味しかったよねぷりぷりでジューシーで
スピカ:へー、そうなんだ美味しいって聞くと気になるね
スピカ:こんなに新鮮な肉なんだし生でも食べられそうだね
ハント:スピカ、よせ!
スピカ:え?
ハント:異世界の食材だぞ病原菌や寄生虫、何があるかわからん食べるなら必ず火を通せ、いいな
スピカ:あ、あはは……ごめんね、冗談のつもりだったんだけど……
ハント:あ、す、すまない、つい……
ソル:よしじゃあ焚き火用の枝を集めて来ようかそれでバーベキューだ
ハント:了解した僕は先にゼロガーデンへ戻って工房を使えるように整えておく
ハント:町に着いたら僕に声をかけてくれ
ソル:オッケー
スピカ:ハント君、気をつけてね
ハント:お前らもな
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ハント:工房の準備は整ったぞ
ハント:そっちはどうだ
ソル:ちょうど今、集め終えたところだ
スピカ:202100231
スピカ:これだけあれば足りるよね?
ハント:ああ、十分だ
タマモ:それじゃ、また後でね[0009]
スピカ:7
スピカ:7
ハント:どれだけお腹が空いてるんだ…
スピカ:41
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サリ:ありがとうございますこちらが焚き火用の枝ですね
ハント:きちんと乾いてそうだな
ハント:これを渡しておこう料理の前に読んでおくといい
-:quest_110100405_01
スピカ:あれ? 石板じゃないんだねひょっとして、これも廃墟で?
ハント:ああ、見つけて来たものだレシピというものらしい
ハント:レシピにはこの世界での調理法などが書いてあるようだな
スピカ:この内容なら私達も覚えられて何度でも作れちゃうね!
ハント:支度ができたら声をかけてくれ料理をしに工房へ向かおう
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-:一行は、持ち帰ってきた食材で料理を始める。
スピカ:ハント君って、キャンプとか得意なの?
ハント:得意とは、どういう意味だ
スピカ:お料理、上手だなって焚き火とか、お肉の処理とかすごく手際がいいでしょ
ハント:…………
スピカ:ん?
ソル:スピカ、違うんだよ
スピカ:え、違うって?
ソル:ハントはさ、一族全員が狩猟に長けたプロハンターなんだと
ソル:だからキャンプとかそういうレジャーっぽい感じでやってる訳じゃないんだ
ソル:中学の頃からそういう奴さ
スピカ:えー、そうだったの!?ごめんなさい、ハント君
ハント:いい、気にしていない
ハント:…………
スピカ:ごめんね、……怒ったかな?
ハント:怒る? 何を言っている
ハント:自分では談笑していたつもりだったんだが
スピカ:え、あ、ご、ごめんなさい!
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ソル:いい匂いだ……肉なんて久しぶりだな
スピカ:は、は、早く沙璃ちゃんたちの所へ持っていこうよ!
ソル:おい慌てるなって……こっちに来ても変わらないなスピカは
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スピカ:おまたせ、沙璃ちゃん
サリ:あ、皆様……
ニア:みんな、ありがとうにゃ!
スピカ:ニアちゃん!もう大丈夫なの?
ニア:完全復活だにゃ!
スピカ:ななな、なにそれ?
ニア:黒魔術にゃ! 魔法の力だにゃ!この世界に来て開眼したにゃ!
サリ:私もニア様の従者として更に力がみなぎるようです!
ソル:これは……2人にも、地球ではなかった力が備わっている……?
ニア:沙璃ちゃん、みんな心配かけてごめんにゃ
サリ:とんでもございません、ニア様
スピカ:2人とも、やっと笑顔になったね!
サリ:……はい
タマモ:ほらほら、みんなお肉冷めちゃうよ食べよ!
スピカ:うん!
-:一同は[recipe:503000151(グリルミート)]やジューシーな焼き魚にかぶりついた
ソル:これは……地球のチキンより美味いんじゃないか?
スピカ:わぁ、これすごく美味しい!ぷりぷりで、ジューシー!
ニア:ほっぺたおちそうにゃ~!
サリ:はい、美味しいです……
タマモ:でしょでしょ?この世界の食べ物って何でか、すごく美味しいんだよね
ハント:お前ら、その気持ち忘れるなよ感謝こそ獲物への最上の敬意だ
スピカ:もちろん!毎日美味しいごはんをありがとうって思ってるよ!
ソル:おうよ!残さず食べさせてもらうぜ!
ソル:そういえばさこの世界にはオレ達以外の人はいないのかな
スピカ:そうだね。そうすればこの世界のことを色々と聞けるのに
ハント:そうか、ソルとスピカは知らないのか
ソル:何をだ?
タマモ:ここに人、いっぱいいたよ?
ソル:マジかよ!?
ハント:3日くらい前だったかモンスターが凶暴化して皆でどこかに避難したようだな
サリ:ええ、沙璃とニア様は容態のこともありこの町に残ったのですが……
ソル:そんなことが……
ニア:ソルとスピカはつい最近この世界に来たらしいからにゃ!
-:一行はつかの間の休息を得る。お互いが不思議な所に飛ばされそしてそれぞれが謎の力を得ている――今はそんな情報を整理するのが精一杯のできることだった。
ハント:何……?ソル達は最近この世界に来たのか?
ソル:ああ、ここにきてまだ5日くらいかな
スピカ:それくらいだね
ニア:不思議だにゃニア達は1ヶ月くらい前に来たにゃ
ハント:ニア達は1ヶ月か……
ニア:んにゃ? ハント達も違うのかにゃ?
タマモ:わらわ達は2ヶ月くらい前だよね
ニア:にゃ!?
ソル:2ヶ月も前かよ
スピカ:みんなバラバラだね
ハント:ここに来る前のことは覚えているか?もう一度思い出してみてくれ
ソル:オレはスピカとベガ先輩と一緒にバスに乗ってモールに向かってた
ソル:オレ達がバスに乗ってたのはハントも覚えてるよな?
ハント:ああ、いたな
タマモ:わらわも! わらわも!
ハント:……お前も乗ってたのか?
タマモ:乗ってた乗ってた
ハント:覚えてないな……
ハント:で、ソル、バスに乗った後はどうだ?
ソル:そうだな、携帯が鳴ったと思ったら急に何かが光って
ソル:気づいたらよくわからない場所にいて……ベガ先輩が黒い騎士に……
ハント:そこまでは一緒か
ソル:そうしたらまた光って無人島にいたんだ
ハント:なるほど僕は無人島ではなくこの町にいたそしてたまもと出会った
タマモ:運命の出会いだね!
ハント:はぁ……
0:一行は、それぞれが別々の時間軸に飛ばされていたことを知り驚愕する。そんな中、彼らに再び災難が降りかかろうとしていた。
ニア:にゃーーーーーーーー!!
ソル:なんだ!?
黒騎士:くくく、ようやく見つけたぞ
ソル:お前は、あの時の!!誰なんだお前は!!
アルデバラン:我が名は黒騎士アルデバランアスラ帝国軍、鉄鎖黒牛騎士団団長
ソル:ベガ先輩をどうした!
アルデバラン:愚問だなお前は俺の言ったことを素直に信じるのか?
ソル:くっ!?
アルデバラン:貴様らの都合などどうでもいいおとなしく捕らわれろ
ソル:そう言われておとなしく捕まる奴がどこにいるんだ!
スピカ:嫌な予感しかしないよ
ハント:誰かはわからんが味方ではない事は確かなようだな
タマモ:それで十分じゃ!
ニア:こいつ、嫌な予感がするにゃ逃げるにゃ……
アルデバラン:逃がさん!
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ソル:ぐっ!!
スピカ:きゃあっ!!
ハント:つ、強い……
タマモ:ピンチかも……
ニア:に、逃げるにゃ……
サリ:なんとか活路を……
アルデバラン:くくく、これで我が宿願を遂げることができるぞ
皇女テラ:させません
アルデバラン:くそ、光の魔女め!?エーテル体となっても俺の邪魔をするか!!
皇女テラ:光よ!
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ソル:あいつが……いない……?
スピカ:何が起こったの……?
皇女テラ:ガイアスよ、もう大丈夫です
ソル:あんたが助けてくれたのか?
スピカ:一体あなたは何者なんですか?
皇女テラ:私はテラ、貴方達をこの世界に喚んだ者です
ハント:この世界に来た原因は貴方なのか!?
タマモ:目的はなに?
ニア:どうしたら戻れるんだにゃ!?
皇女テラ:すみません全てにお答えしたいのですが時間が残されていないようです
タマモ:もしかしてわらわ達を助けたから……
サリ:なぜ助けてくれたのですか?
皇女テラ:この世界を救ってほしいからです
ソル:救うってどういうことだよ?
皇女テラ:オリジア洞窟を経由して隣の町、オーキューへ
皇女テラ:そこに貴方達の探しているモノがあります
皇女テラ:お願いします、光の――
-:アルデバランの急撃を受け無力な一行の前に現れた皇女テラ。彼女は敢然と彼の前に立ちふさがり相討ちとなった。
-:彼女は隣町に向かうよう言い残すとエーテルの風となって皆の目の前から霧散したのだった。
ソル:お、おい! ちょっと待てよ!
スピカ:消えちゃった……
ニア:もっと聞きたかったにゃ
サリ:東に沙璃達が探している物があると言っていました
ソル:とりあえず向かってみるか
スピカ:いつあの黒騎士が戻ってくるかわからないし、早くこの場は離れたいね
ハント:すぐ戻ってくるかもしれないしな
タマモ:だったらこの先の洞窟に身を潜めて少し様子を見るのはどう?
ソル:それがいいな東に向かっている最中に鉢合わせたら最悪だ
スピカ:あれ?
スピカ:ねえ、ソル君……ここって私達以外誰もいなかったよね?
ソル:まあ、あの幻の女が呼んだ奴以外はな
スピカ:だって、ほら……あそこに誰かいるよ……?
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ソル:お前なんだ?ってか、たぬき!?
タヌヒコ:たぬきじゃねえやい!おいらはたぬ彦でい!!
スピカ:たぬちゃん……?
タヌヒコ:おいらはこの掲示板の管理人でい!
タヌヒコ:この掲示板はどの町にも設置されていておいらは常にそこにいるんだ
タヌヒコ:みんなの願いが女神様の神託となってここに啓示されるんでい
タヌヒコ:啓示のことをサブクエストと呼んでんだ
ソル:サブクエスト? それをするとオレ達に何かいいことでもあるのか?
タヌヒコ:サブクエストの報酬では主に石板とレシピを貰えるんでい
ソル:石板は武器や防具を作るときにつかった魔法のアイテムだよな
ソル:で、レシピって工房で作れる料理とかの手引きみたいなやつだろ?確かにそれは役立つかもな
タヌヒコ:だな! クラフトをするのにレシピは必要不可欠!
タヌヒコ:レシピは基本的にサブクエストでしか手に入らないから積極的に挑戦すると良いんでい!
タヌヒコ:受けてえサブクエストを選んでくれい!
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タヌヒコ:これでサブクエストを受注できたぞ!簡単だろ?
タヌヒコ:受注中のクエストは掲示板もしくは冒険手帳アプリからキャンセルできるんでぃ
タヌヒコ:いつでも受け直せるから安心してくれよな!
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ソル:というか、たぬ彦ここはどこなんだ?
タヌヒコ:すまねえ、おいらは神託以外の事を多く語ることはできねえんでい
タマモ:なんじゃと?
タヌヒコ:…………
ソル:……どうやら本当に教えてくれないんだな
タヌヒコ:まあ試しに人々の願いを叶えてやってくれよ
タヌヒコ:今あるのはホーネットの退治だなオリジア洞窟に行くならこいつは退治した方がいいぞ
ハント:それなら目的地に向かうまでに達成できそうだが……
ソル:よし、それなら神託が何なのか試してみようじゃねえか
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タヌヒコ:おう、このメッセージが見れるか?
スピカ:たぬちゃんだ!
スピカ:たぬちゃんとも話せるんだね
タヌヒコ:お前らがぱにフォンを持ってるなんてなさすがガイアスだぜ
ソル:いや、これスマホって言うんだけど…
タヌヒコ:ところでホーネットは倒せたか?
ソル:ああ、楽勝だったぜ
タヌヒコ:すげえな! これで安全にオリジア洞窟へ行けるな!
タヌヒコ:こういう依頼はよぱにフォンの冒険手帳アプリから状況がわかるんでい!
タヌヒコ:何をしたらいいかわからなくなったら使ってみてくれよな!
ソル:こんなのがインストールされてたのか
タヌヒコ:じゃあまたな!
スピカ:ありがとう!掲示板、これからは見てみるね![0012]
ソル:よし、じゃあオリジア洞窟へ行くぞ!
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-:一行はオリジア洞窟に差し掛かった所で急に呼び止められた。それは肩で息をするほど急いで町から彼らを追いかけてきたたぬ彦だった。
タヌヒコ:はぁはぁ……やっとおいついたんでい……
スピカ:どうしたの、たぬちゃん?
タヌヒコ:改めて調べたらよ、最近洞窟にドン・ウルフって凶悪なモンスターが住み着いたらしいんでい!
ソル:それを忠告しに来てくれたのか?
タヌヒコ:おう! 奴はとにかく力が強えんだ防御力の高い装備じゃねえと攻撃に耐えられねえ
タヌヒコ:シンプルパーカーなんて装備で攻め込んだら絶対ダメだからな!!
タヌヒコ:おいらが掲示板で案内している依頼を解決したら防具の石板が手に入るから
タヌヒコ:まだなら掲示板を覗いて作ってみてくれよ
タヌヒコ:それに洞窟の道中にも凶暴なモンスターがワンサカ出るんでい!
タヌヒコ:だから料理もたくさん用意していけよな!
タヌヒコ:倒れそうになったらとにかくどんどん食ってけ!料理を惜しんじゃいけねえ!
タヌヒコ:アルデバランから逃れるために逃げ込むのはいいけど本気で気をつけろよな!
ソル:おう、わざわざわりーな追いかけてきてもらってさ
タヌヒコ:ま、まあ、今ここで倒れられてもおいらも後味が悪いしよ……
スピカ:ありがとう、たぬちゃん
ハント:で、たぬ彦がここまで警告するんだもう一度準備を整えるか?
ソル:さて、どうすっかな……
talk_19010107
ハント:空気が違うな……ここまで臭ってくる
タマモ:やっぱり奥にドン・ウルフがいるんだね
ソル:みんな気をつけろ
ソル:たぬ彦の話の通り体力が減ったらどんどん回復しようぜ
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ソル:やった! 撃破だ!
スピカ:強かった……でも、何とかなったね!
ハント:それにしてもここまで凶暴なモンスターなら、町の人々もひとたまりもなかっただろう
ソル:こいつらがゼロガーデンが空っぽだった理由かもしれないな
タマモ:よし、じゃあしばらくここで身を潜めて、時が来たら次の町にむかって出発だね!
-:無事町外れのダンジョンを攻略した一行は幻の女神が指し示した隣町オーキューへと歩みを進めるのだった。
talk_11010603
サダルメリク:これは、アルデバラン殿本日はお加減の優れぬ中押してのご出席、痛み入ります
-:サダルメリクアスラ帝国軍 後方支援戦略軍団長
アルデバラン:フッ、よくそこまで心にもないセリフを言えるものだな
-:アルデバランアスラ帝国軍 鉄鎖黒牛騎士団団長黒騎士の異名を持つ帝国一の精鋭
レグルス:久方ぶりに陛下の声が伺えるなぁ冥王四元帥が集結するのはいつ以来だ
-:レグルスアスラ帝国軍 黄塵屍兵騎士団団長不死大将軍の異名を持つ狂戦士
ヒアデス:ヒッヒッヒ、楽しいことになりそうですねェ
-:ヒアデスアスラ帝国軍呪血妖術師団団長人形遣いと自らを称する不気味な呪術師
サダルメリク:貴殿には言いたいことがたくさんあるが私が言うまでもないだろう
サダルメリク:御前会議が楽しみだ
アルデバラン:ククク……
サダルメリク:…………
レグルス:陛下がお見えになられたぞ
-:cutin_00020_00
アスラ皇帝:冥王四元帥よよくぞ集った
サダルメリク:勿体なきお言葉光栄至極
アスラ皇帝:さて、まずはアルデバランにいくつか聞きたいことがある
アルデバラン:はい
アスラ皇帝:貴様は神聖ラクーン皇国を独断で襲撃し、マザーコアを略取その上、皇女テラを抹殺した
サダルメリク:…………
アスラ皇帝:相違ないか?
アルデバラン:相違ありません
アスラ皇帝:そうか
サダルメリク:陛下、アルデバランの処罰はこの私にお任せ――
アスラ皇帝:大儀であった
サダルメリク:なっ!?
アルデバラン:勿体なきお言葉光栄至極
サダルメリク:お、恐れながら申し上げますこのような愚行を許して宜しいのですか?
サダルメリク:皇女テラへの信仰心は未だ強く国内外からの批判は避けられません
レグルス:言わせたい奴には言わせておけばいいだろう
レグルス:戦争、大いに結構ではないか!最古の血統だか何だか知らぬが絶対不可侵の約定など糞喰らえだ!
サダルメリク:レグルス将軍、浅はかな貴殿に1つ忠告をして差し上げましょう
サダルメリク:このままでは皇国との関係は悪化最悪の場合、エルファとの戦争継続に支障を来す可能性まであること……
サダルメリク:それをわかっての発言でしょうね?
レグルス:何と……それは困る!いやいや、それは困るぞ!
レグルス:戦がなくなっては何を生き甲斐とすればよいのだ!
サダルメリク:陛下! そもそもエルファとの戦はこの帝国を守るための国土防衛戦ラクーンを攻める道義は皆無です
サダルメリク:禍根を残すのみの侵略戦争など真の平和を愛する我が国には一切無用ではありませんか?
アスラ皇帝:サダルメリクよ……もうよい
サダルメリク:しかし!
アルデバラン:慎め、サダルメリク!陛下に失礼ではないか
サダルメリク:クッ……
アルデバラン:クックックッ……
アスラ皇帝:皆の者、今後もアスラ帝国発展のために各々励むがよい
アルデバラン:ハッ!
レグルス:御意
ヒアデス:ヒッヒィ、好きにやらせてもらいますよォオオオ!
サダルメリク:…………