talk_12010101
スピカ:着いたー!
ソル:途中、雨が降ってきた時はどうなるかと思ったけどな
スピカ:嵐にならなくて良かったよ……
ソル:とりあえず一安心だな
スピカ:おっきな飛行船もいたね遠くの方に飛んでいったみたい!
ソル:あんなもんが飛んでるなんてどういう仕組みなんだ……
スピカ:……ねえ、ソル君!向こう岸で建物だって思ってたの町みたいだよ!
ソル:誰かいるかも知れない行ってみようか
スピカ:うん!
-:対岸へと無事たどり着いたソルとスピカ。目の前に広がっていたのは人気のない廃墟の町だった。
talk_11010101
ソル:うーん、誰も見当たんないな……
スピカ:これって、廃墟なのかな?何だか怖いよ
ソル:ん? なんだこれ?
-:quest_110100103_01
スピカ:おっきな石の板……?
ソル:何か書かれてるな
スピカ:あ……あれ!
ソル:!?
???:…………
ソル:あんた、一体何者なんだ
???:石板を手に入れたのですね
ソル:石板?
スピカ:ソル君がさっき拾ったやつ?
-:quest_110100103_01
ソル:これか。これがどうかしたのか?
???:石板は鍛冶屋と魔法使いの知恵と技術の結晶
???:必ず貴方達の旅に役立つことでしょう
ソル:オレの質問に! ……って
スピカ:消えちゃった……
ソル:何なんだ一体……
スピカ:役に立つって言ってたけど何か書いてある?
-:quest_110100103_01
ソル:えっと……服の作り方とそれに必要な物が書いてあるみたいだ
スピカ:上手く作れるかわからないけど確かに海を渡ってきてベトベトだし試してみようよ
ソル:それもそうだな
スピカ:で、必要な物って何?
ソル:白い羽毛……らしいな
ソル:とりあえず探しに行くか
スピカ:うん!
talk_12010103
ソル:うお!
スピカ:どうしたの? ソル君!
ソル:いや、ポケットの中がいきなり震えて……
ソル:スマホが鳴ってる……?
chattalk_11010102
皇女テラ:お2人ともこのメッセージが読めますか
ソル:おい、なんだよいきなり!
皇女テラ:あなた方のその機械に干渉しこの世界のぱにフォンと同じ機能を搭載しておきました
皇女テラ:ぜひ有効活用してください
皇女テラ:石板に必要な物資が手に入ったら町で実際に作ってみてくださいね
スピカ:作ってみてくださいって私達お裁縫とか…
皇女テラ:それでは、また…
ソル:なんだよそれ!
皇女テラ:この世界は、とて広いのです歩いてばかりでは辛いでしょう
皇女テラ:こちらの機能を使うといいでしょう
talk_11010103
ソル:あの建物の中さ作業できそうじゃないか?
スピカ:そうだねそこまで古くなさそうだし
ソル:つい最近まで人がいた感じだな
スピカ:何かあったのかな
ソル:ま、これ以上考えたところで答えなんてわかんないだろ服作り、試してみるか
スピカ:うん!
talk_11010104
スピカ:凄い、ちゃんと作れたね
ソル:これが石板の力かよ本当に魔法が掛かってるんだな
スピカ:1度作ったら無くなっちゃうんだね不思議……
ソル:もう、この世界不思議だらけだしな月もふたつあるし
スピカ:それにしても私達以外に誰かいないのかな
ソル:っておい、スピカあそこにいるのってバスに乗ってた子じゃないか!?
スピカ:あ! 確か中等部の子だよ沙璃ちゃんとニアちゃんだったかな
スピカ:良かった。私達以外にも人がいたんだ
ソル:ちょっと待てスピカふたりの様子がおかしいぞ
talk_11010201
ニア:ケホッ! ケホッ!
サリ:ニア様! ニア様!大丈夫ですか!?
ニア:く、苦しいにゃ……
ソル:おい、大丈夫か?
スピカ:な、何があったの!?
サリ:あ、あ、貴方方は……
スピカ:私、姫輝スピカこっちは同じクラスのソル君
サリ:あの、ニア様が、ニア様が……
ソル:おい、落ち着けって
スピカ:何があったのか教えてくれる?
サリ:あの、一月前にこの地にたどり着いたのですが――
サリ:2週間程前からニア様が体調を崩されて……
サリ:それからずっと、その体調が優れないようで……
スピカ:こんな環境で生活していたら体調も崩すよね……
ソル:……って1ヶ月?1ヶ月も前からここにいるのか?
サリ:ソル様、スピカ様は違うのですか?
スピカ:私達はまだ2、3日とかだよ
サリ:そうなんですか?でも確かに、沙璃達はこの町に……
ニア:ケホッ! ケホッ!
サリ:ニア様、大丈夫ですか……!
ソル:って、今はそれどころじゃねーな早くなんとかしないと
スピカ:でもどうしたらいいんだろう?お医者さんもいなさそうだし……
サリ:廃墟で見つけた書物には、この先の緑龍の洞窟に解熱作用のある[item:202101671(いやし草)]が生えていると……
サリ:……あ、あ、あの!
サリ:沙璃、[item:202101671(いやし草)]を採りに行ってきますのでニア様を見ていてください!
ソル:……おいおい、流石にそれは逆だろ
スピカ:そうだよ、私達が採りに行くから沙璃ちゃんはニアちゃんを見てて
サリ:そ、それは……
サリ:緑龍の洞窟には恐ろしいモンスターが生息していると書物にありましたそんな所へおふたりを……
ソル:あのな、そんな危険な所だったら尚更ひとりで向かえないだろ
サリ:ですがニア様は沙璃の大切な方沙璃が行くべきですおふたりが行く理由がない
スピカ:……目の前で誰かが困ってたら助けたいって思ったらダメかな
ソル:それに今のオレたちには仲間が必要だ
ソル:ギブアンドテイクなまあ、任せろって
サリ:…………
サリ:ありがとう、ございます
サリ:何かの役に立つかもしれませんこちらをお持ちください
-:quest_110100201_01
スピカ:……それって石板!?
ソル:さっきのとはちげーな今度のは武器が作れるみたいだ
ソル:強いモンスターって話だしこれで戦いやすくなるかもしれない
スピカ:それじゃあ、早く準備しよう!
サリ:よろしくお願いいたします……
talk_11010212
スピカ:これで材料は揃ったのかな?
-:quest_110100212_01
-:quest_110100212_02
ソル:よし、じゃあ工房に行ってさっきと同じように今度は武器を作ればいいんだな
スピカ:早く向かおう、ソル君!
ソル:ああ、そうだな
talk_11010203
ソル:よし、できた
スピカ:今度のは石製の武器か……これなら戦えそうだね
ソル:おう、そうだな
スピカ:みんな元気になって早く元の世界に帰ろう
talk_11010301
ニア:ううう、うにゅ……ありがとうにゃ……
サリ:ニア様……安静に……
ソル:完成を喜んでる場合じゃねーな
スピカ:そうだね急いで[item:202101671(いやし草)]を手に入れないと
ノア:ニャー!
サリ:あ、ノア!
スピカ:ニアちゃんの猫だよね?
サリ:はい、いつもニア様の側から離れることはないのですが……
ニア:うぅ……
ソル:ニアちゃんの心配をしているのはオレ達だけじゃないのかもな
スピカ:緑龍の洞窟に急ごう!
talk_19010101
ソル:[item:202101671(いやし草)]があるといいんだけどな
スピカ:ソ、ソル君……注意してね……ここ……
ソル:ああ、わかるよ外とはまるで雰囲気が違う
スピカ:何だろう、空気が重いっていうか濃いっていうかすごくいやな感じ……
ソル:禍々しいってまさにこのことを言うんだろうな
スピカ:な、なんか、すごいところにきちゃったね……
ソル:まあ、だからといって入ることにはかわんねえけどな
スピカ:うん、そうだね……!
talk_19010102
スピカ:な、何あれ! ドドド、ドラゴン!?
ソル:静かにしろ、スピカ気づかれる
スピカ:そういえばここ、緑龍の洞窟って名前だったね
ソル:納得の名前だな
スピカ:あのドラゴンを倒さないと[item:202101671(いやし草)]は手に入らないみたい
ソル:だったらやる事はひとつだな覚悟はいいか、スピカ
スピカ:ももも、もちろん……!
ソル:いくぞ!
talk_19010103
-:グオオオオオオオオオオオオ──ッ!
スピカ:ふう、何とかなったね[item:202101671(いやし草)]も手に入ったし……
-:グゥ……ウウウウゥゥゥゥッ
ソル:スピカ! 油断するな!
スピカ:え……?
-:グオオオオオオオオオオオオ──ッ!
ソル:スピカ! 逃げろ!
スピカ:きゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?
-:グゥ……ウウウウゥゥゥゥッ
???:スピカ、モンスターを甘く見るな!
スピカ:ハ、ハント君っ!?
ソル:ハント! お前も来てたのか!
ハント:いいかソル、スピカ狩りは命の遣り取りだ絶対にそれを忘れるな
???:そうだよ、死にたくなかったら油断しちゃ絶対ダメだよ
スピカ:えっと……どちらさまですか?耳と、しっぽ……!?
ソル:いやいやただのアクセサリーだろ……
ハント:1つ下の学年の、葛葉たまも……だそうだ
ソル:だそうだ、って何だよ
ハント:僕もこの世界で始めて彼女と知り合ったんだ
タマモ:よろしくね!
ソル:オレは天条ソル
スピカ:姫輝スピカです
タマモ:じゃあハントっちと同じでソルちとスピカっちでいい?
ソル:ハントっちって……お前そんなキャラだっけ?
ハント:……うるさいこいつが勝手に呼んでるだけだ
ソル:ま、頼りになるクラスメイトと再会できて嬉しいと言っておくぜ
スピカ:よろしくねハント君、たまもちゃん!
ソル:後、町にふたりいるんだ
スピカ:沙璃ちゃんとニアちゃんって言うんだ私達ニアちゃんが高熱を出しちゃって[item:202101671(いやし草)]を採りにきてたんだよ
ハント:なるほどだからこんな所にいたのか
タマモ:だったら一刻も早く届けた方がいいんじゃない?
ソル:そうだなハント、つもる話は町でしよう
ハント:そうだな
talk_11010302
スピカ:やっと外に出られたね![item:202101671(いやし草)]がゲットできて一安心だね
ソル:カプセルマシンにも結構カプセルが入ったな
-:quest_110100302_01
タマモ:あ! ソルちいいカプセル持ってるね!
ソル:ん? これいいものなのか?種類が多くてよくわからないんだよな
タマモ:カプセルにはS、パニー、スキル、アイテムとか
タマモ:いくつか種類があって
タマモ:その中でもSカプセルにはすごくいい物が入ってるかもしれないんだって!
スピカ:へえ、そうなんだ
タマモ:早くエーテルを集めて開けてみよう!
ソル:ん? エーテルってもしかして……
タマモ:敵を倒すと集まる光のエネルギーあれをエーテルって呼ぶらしいよ
ハント:よく知ってたな、お前……
タマモ:ふふふ、実は全部残像みたいな人の受け売り
ソル:お前達も会ったのか、あの女に
ハント:ああ……何かあるな、あいつは
ソル:そうだなオレには何かを押し付けようとしている気がするが……
スピカ:えっと~、とりあえずモンスターを倒してエーテルを集めて……
タマモ:待って、スピカっち!もっと早く開ける方法があるの
タマモ:せっかくだから教えてあげるね!
タマモ:さて、 もっと早くカプセルを開ける方法だけど…
タマモ:効率的にエーテルを集められればいいだ
タマモ:今回はその方法を教えちゃね!
タマモ:このカプセルをタップしてみて
タマモ:今回はわらわがやってみるの
タマモ:マジンが起動したね
タマモ:起動したマジンには同時にエーテルが集まるよ
タマモ:普段は1つしか起動してないけどたくさ起動させれば…
タマモ:効率的にエーテルを溜められるのじゃ
タマモ:さーらーにー!
タマモ:カプセルを同時に起動するたびこのゲージが溜まっていくよ!
タマモ:で、このゲージが最後まで溜まり切ると
タマモ:スターカプセルっていう特別なカプセルが開けられるんだって!
タマモ:なんかすごい物が入ってるらしーからいつか開けてみたいねー!
talk_19010104
スピカ:すご~い、たまもちゃん!よく知ってるね!
タマモ:ぬふふ、いろいろ試してみたんだ新しいものには目がなくての
スピカ:ありがとう、上手く使うね
ハント:おい、それはそうと病気な子がいるんじゃなかったのか?
ソル:ああ、そうだったなニアちゃんのところへ急ごう
talk_11010303
サリ:ニア様!
スピカ:ニアちゃん、お待たせ![item:202101671(いやし草)]、採ってきたよ!
ソル:煎じて飲みやすくしたからゆっくり飲むんだ
ニア:ふにゃ……すごく元気が出てきたにゃみんな、ありがとうにゃ!
サリ:ニア様、良かった……本当に良かったです
ニア:沙璃ちゃん、心配かけてごめんにゃ
スピカ:わ~! よかった~!
ソル:そうだな……
-:ここより遥か東方──漆黒の巨大飛行艇が、アスラ帝国領内に着陸した。
???:ヒヒィ、お待ち申しておりましたァ黒騎士の旦那ァ
???:しかし旦那も大それたことをしたものですねェ女参謀殿がお冠でしたよゥ?
黒騎士:ふん、構わぬ準備はできているな
???:ええ、いつでもこの人形遣いめにお任せあれェ
黒騎士:まずは1体、貴様に得物を預けよう
ベガ:…………
???:ヒヒィ、ヒヒヒヒィィィィ!これは素晴らしい肉だァァァァ!
???:旦那ァ、本当に好きにしてもよろしいんですねェ?
黒騎士:ああ、構わぬただ、実験結果は常に報告しろそれが交換条件だ
???:ヒヒィ、ヒヒヒヒィィィィ!お安い御用ですよゥゥゥゥ!