chattalk_51140101
タヌヒコ:蓮の意識が戻ったそうだぜい!
ショウドウジ:なんですとっ!?
オメガ:41
サリ:蓮様の体調はどうなのでしょうか?
タヌヒコ:26
タヌヒコ:問題ねぇピンピンしてる
タヌヒコ:大事にならずに良かったじゃねえか
サリ:9
オメガ:蓮、いきなり倒れてびっくりした
ショウドウジ:あの時は何が起きたのかと思ったでござるよ
サリ:ええ、とても心配しました
タヌヒコ:見舞いの品ってわけじゃねえが渡したいもんがあるんだ
タヌヒコ:わりぃが掲示板まで来てもらえねぇか?
タヌヒコ:121
サリ:すぐに向かいます
ショウドウジ:4
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タヌヒコ:わざわざ来てもらってすまねぇな
ショウドウジ:気にしないでほしいでござるよ
オメガ:蓮のお見舞い!何を渡せばいい?
タヌヒコ:こいつを頼めるか?
サリ:これは……?
-:quest_411600101_01
タヌヒコ:蓮に渡してやってくれ
サリ:わかりました
オメガ:オメガ達、ちゃんと届ける!
タヌヒコ:蓮は無理するようだからなしっかり見てやっててくれ
サリ:はい、わかっています
オメガ:ちゃんと休むように言う!
ショウドウジ:任せるでござるよ
オメガ:これを蓮に届けに戻るでござる!
ショウドウジ:拙者が言おうとしていた台詞でござるっ!?
タヌヒコ:頼むぜ
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ユキト:やあ、早かったね~
オメガ:幸人……?
サリ:どうしてここに?
ユキト:たぬ彦くんに聞いたよ蓮くんの見舞いに来たんだろう?
ショウドウジ:その通りですぞ
オメガ:たぬ彦、連絡早い……
ユキト:あははっ。それだけ気にしてたんじゃないのかな
ユキト:じゃあ、呼んでくるからその先で待っててよお見舞いは先に渡しておくね
サリ:直接、会いに行ってはいけないのでしょうか?
ユキト:起きてからずっと何かやってたからね~
ユキト:いきなり行くと嫌がられるかもしれないよ?準備する時間が必要でしょ
ショウドウジ:蓮殿ならば気にしないと思うでござるが……
オメガ:オメガもそう思う
ユキト:まあ、すぐに用意して向かってもらうからちょっと待っててよ
サリ:わかりましたよろしくお願いします
ショウドウジ:では、この先で待たせてもらうでござる
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オメガ:蓮が無事でよかった
サリ:記憶の継承をしようとした時は苦しそうでしたから
ショウドウジ:拙者達は継承しても特に何もなかったでござるな
サリ:沙璃達と蓮様の時の違いはどういうことなんでしょう
オメガ:オメガ、むずかしいことわからない!
ショウドウジ:拙者もでござる!
サリ:沙璃も考えたのですが皆目見当が……
ショウドウジ:下手の考え休むに似たりというでござるしな!
ショウドウジ:蓮殿ならばきっと何かわかっているでござるよ
オメガ:オメガ達は何も考えないで待つほうがいい?
ショウドウジ:そうでござるな!こう、ぼーっと……
ショウドウジ:ぼー……
オメガ:ぼー……
サリ:あ、あの……正道寺、オメガ様?
ショウドウジ:ぼー……
オメガ:ぼー……
サリ:うう……どうしたらいいんでしょう……
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レン:……貴様ら何をしているんだ?
サリ:蓮様っ!
ショウドウジ:はっ!? いつの間にか蓮殿がっ!?
オメガ:瞬間移動?
レン:違う……が、何をしていたのか聞かないほうがよさそうだな
サリ:その…………はい
オメガ:蓮、元気になったよかった!
ショウドウジ:体の調子はどうでござるか?
レン:大丈夫だ。問題ない
オメガ:蓮、元気になった!良かった!
サリ:それにしてもあの時は……
レン:冷静さを欠いていたようだ
ショウドウジ:たしかにいつもの蓮殿らしくなかったでござるな
レン:俺らしくもない無茶をした自覚はある
レン:心配をかけたようだなその……
レン:すまない
サリ:いいんです
オメガ:なんであんなことをしたの?
レン:謎の解明のためと……少しの意地だな
サリ:今回は無事でしたがもしもということも……
レン:わかっている。だが俺には必要なことだったんだ
レン:それに無茶をした甲斐もあったぞ
ショウドウジ:もしや、記憶の継承ができたのでござるかっ!?
レン:沙璃や正道寺ほどではないが継承したようだな
ショウヘイ:まったく無茶をするよな
ショウドウジ:うおっ!?
オメガ:翔平、いきなりだとびっくりする
ショウヘイ:すまないな。療養中のこいつとずっと話してたからつい、な
サリ:そうだったんですか
ショウドウジ:それで、先ほどの話の続きでござるが……
ショウヘイ:ああ、蓮の言う通りに記憶の継承はできた
サリ:では、蓮様も沙璃達と同じように能力を使えるように?
ショウヘイ:使えるな。もっとも、二人と全く同じってわけじゃないけどな
ショウドウジ:どういうことでござるか?
レン:簡単に言えば出力不足ということだ
サリ:沙璃達と同じことはできても同じ力ではないということですか?
レン:そうだ
オメガ:オメガの時と同じ?
レン:いや、どうやら違うようだな不完全な継承ではないからな
レン:ただ、最初から上限値が決まっているような感じだ
サリ:沙璃達の時とは違うということでしょうか?
レン:ああ。オーブについて調べてみたんだが……
-:quest_411600101_01
レン:エーテルか他の何かしら特殊な力が結晶化したものの可能性が高い
レン:残念だがそれ以上はわからなかったまだ仮説でしかないが……
レン:オーブに宿った記憶や力を継承すると、新たな能力を使いこなせるようになる
ショウドウジ:では、オーブさえあれば誰もが色々な能力を得られるということでござるか?
レン:俺はその可能性が高いと考えている
オメガ:だったらオーブをたくさん集めればいい!
レン:そういうわけでオーブがある場所を教えてもらおうか
ショウヘイ:俺に聞いてるんだよな?
レン:他に誰がいるんだ
ショウヘイ:まあ、構わないけどな……オーブはこの先にある遺跡で発掘されたことがあるぜ?
レン:ほう? どうしてそんな情報をもっと早く言わなかったんだ?
ショウヘイ:お前、話を聞いたら回復前でも遺跡に行こうとしただろ?
オメガ:蓮、無理はだめ! 無理するならオメガが止めるっ
レン:……まあ、いい
レン:検証のためにもオーブは必要だ遺跡へ行くぞ
ショウドウジ:行くのは決定なんでござるな
オメガ:オメガ達がいれば平気!
サリ:はい、沙璃もついていきます!
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ショウヘイ:ここが話してた遺跡だ
サリ:ここにオーブがあるんですね
ショウヘイ:たぶん、だけどな
レン:たぶんだと?
ショウヘイ:俺の生きていた時代とは違うだろ
レン:……ちっ、まあいい探しに行くぞ
オメガ:たくさん集めればたくさん強くなる?
ショウヘイ:それはどうだろうな
レン:検証のためにも、できるだけ集めたいが……
ショウヘイ:そんなにゴロゴロしている物じゃないってわかってるだろ
レン:……だろうな
ショウヘイ:それよりも、大丈夫なのか?
ショウヘイ:ここはかなり地下深くまで続いているはずだぞ?
レン:その程度のことでやめるとでも?
ショウヘイ:お前は考えないだろうな
レン:記憶の継承を、力の増強をオーブの謎を調べるためだ多少のリスクは織り込み済みだ
サリ:蓮様ならば、そうおっしゃると思いました
オメガ:オメガも一緒に行くよ?
ショウドウジ:もちろん拙者も最後まで共に行くでござるぞおおっ!
レン:何があるのか何がいるかわからん
レン:……気を引き締めていくぞ
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レン:これもオーブなのか?
-:quest_411600202_01
オメガ:試してみる?
レン:当然だ
ショウドウジ:気をつけるでござるぞ
レン:…………
サリ:どう、でしょうか?
レン:…………
ショウドウジ:蓮殿……?
レン:……大丈夫だいや、何もなかったと言うべきかもしれないな
オメガ:前とは違ってる?
レン:ああ。前とは違って何かを継承した感じも能力が向上した感覚もない
サリ:どういうことでしょうか
オメガ:わからない時は考えない!
ショウドウジ:ぼー……
オメガ:ぼー……
レン:沙璃、これは?
サリ:あの……難しいことは蓮様にお任せすると……
レン:……そうか、放っておくぞ
サリ:……はい
レン:翔平、これはどういうことだ?
ショウヘイ:どうって言われてもな……
ショウヘイ:大きさとか密度が足りねーとかそういう理由じゃないか?
レン:……いい加減だな
ショウヘイ:そりゃそうだ。俺にわかることじゃないからな
ショウヘイ:何にしても、ここにないならもっと深いとこに行くしかないんじゃねーか?
レン:そうだな。そうするか
オメガ:ぼー……
ショウドウジ:ぼー……
レン:お前達、いつまでそうしている?置いて行くぞ
オメガ:待って待って、オメガを置いてかないでっ!
ショウドウジ:拙者も行くでござるよっ
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レン:……ここか
ショウドウジ:すぐに潜るでござるか?
レン:当然だ
ショウヘイ:なあ、聞きたいんだが
レン:なんだ?
ショウヘイ:そこまで能力の継承にこだわるのはなぜだ?
ショウヘイ:力を求めて、力に溺れたヤツは何人も知ってる
ショウヘイ:だが、お前はあいつらみたいな感じはしない
ショウヘイ:他に理由があるんじゃないか?
レン:…………
ショウヘイ:答えたくないのか?
レン:……許容できないからだ
ショウヘイ:自分の非力さをか?
レン:違う。相性などという曖昧なもので能力の継承に差がでることが、だ
レン:才能の有無だけで全てが決まる?そんなことは許容できない
レン:だから、俺はそれを超える努力で超えてみせる
ショウドウジ:蓮殿!?
オメガ:蓮、先に行っちゃった
サリ:まさか蓮様があんなことを考えていたなんて……
ショウドウジ:思ってもみなかったでござるな
オメガ:継承は相性? 相性は才能?
ショウドウジ:わからんでござる。ただ……
ショウドウジ:蓮殿がしようとしていることは努力と呼べるのでござろうか
オメガ:オーブがあればみんな強くなる力があるのは悪いこと?
サリ:いえ、力自体には善悪はないと思います
ショウドウジ:行使する人間の側の問題でござるな
オメガ:蓮はどっちなのかな?
ショウドウジ:蓮殿がオーブにこだわるのは能力の継承のためではないのはわかったでござる
サリ:ですが、オーブを求めてます
ショウドウジ:才能を努力で超える……そのためだと言ってたでござるな
オメガ:なんだか胸がもやっとする
サリ:また、前のように無茶なことをしなければいいのですが……
ショウドウジ:いざとなれば拙者達が止めればいいだけでござる
サリ:そう、ですね
talk_51140302
レン:ここでも見つからなかったな
レン:この遺跡の中にあるんじゃないのか?
ショウヘイ:絶対にあるだなんて言った覚えはないぞ?
レン:ちっ。わかっている
ショウヘイ:オーブは諦めたらどうだ?
オメガ:蓮、今のままでも強いよ?
サリ:オメガ様のおっしゃる通りです蓮様は今も十分な力をお持ちです
ショウドウジ:それでもオーブが必要でござるか?
レン:必要だ
ショウドウジ:蓮殿ほどの天才ならばそのようなものに頼る必要もないでござろうに
レン:……はっ。俺が天才か
ショウドウジ:そうでござろう?
レン:……俺は天才などではない
サリ:え……?
ショウドウジ:蓮殿ほどの人が?そんなはずないでござろう
レン:たしかに、昔は神童など呼ばれていた
レン:今も俺のことを天才だと評価する人間も少なくない
レン:神童だと? 天才だと?
レン:人間には生まれついての差があるそれは揺るぎない事実だだが――
レン:それが全てではない
レン:学び、調べ、覚え、悩み、考えその先へと向かう
レン:そうやって手に入れたものこそ価値があるのだ
レン:人は生まれつき全てを持っているわけではない
レン:簡単に手に入れたものは簡単に失われる
レン:天才だから? 才能がある?
レン:それは積み重ねた時間をたゆまぬ努力を簡単に否定する
レン:そんな簡単な言葉で片付けるな
レン:それは俺の全てを否定する言葉だ
ショウドウジ:……すまないでござる
レン:いや、俺も言い過ぎた
サリ:オーブにこだわっているのはそれを証明するためですか?
レン:……そうだ
レン:相性や才能で全てが決まるなど俺は認めない
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レン:今度こそオーブを手に入れて俺の考えを証明してみせる
サリ:あ……
ショウドウジ:蓮殿、その……
レン:なんだ?
ショウドウジ:……なんでもないでござる
レン:ならば行くぞ
ショウヘイ:なあ、言いたいことがあるなら伝えた方がいいんじゃないか?
ショウヘイ:本当はわかっているんだろう?これ以上、何をしても無駄だと
サリ:それは……
ショウドウジ:可能性はゼロではござらん
ショウドウジ:だから、なんと言えばいいのかわからないんでござるよ
ショウヘイ:簡単に俺の記憶と能力を継承したことへの負い目か? 同情か?それとも……
ショウヘイ:努力が報われないことへの哀れみか?
ショウドウジ:なっ!?
サリ:違いますっ。沙璃はそんなことを思っていませんっ
ショウヘイ:だったら何を言おうとした?
ショウドウジ:それは……
ショウヘイ:本当は、蓮に何を言うべきかわかってるんじゃないのか?
ショウドウジ:これ以上、やっても無駄だと言えということでござるか?
ショウヘイ:はっきりと言ってやるのも優しさだろう?
サリ:翔平様の言うことが正しいのでしょう
サリ:でも、沙璃は……
ショウドウジ:だとしても言えないでござる
ショウヘイ:どうしてだ?
ショウドウジ:努力をしてない人間が努力をしている人間にかけられる言葉なんて……
ショウドウジ:あまりに少ないでござるよ
ショウヘイ:ま、そう思うならその程度の関係だってことだろ
ショウヘイ:相手のことを思うからこそ耳に痛いことを言うこともある
ショウヘイ:悩んでいるなら手を貸してやる間違っているなら正してやる
ショウヘイ:……それが<仲間>ってやつじゃないのか?
ショウドウジ:それは……
サリ:その通りです、ね
オメガ:蓮を追いかける!
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レン:……このオーブもダメか
オメガ:記憶の継承、されなかった?
レン:ああ。記憶も能力も継承されている感じはない
ショウドウジ:……そうでござるか
ショウヘイ:この遺跡には、ここよりも深い場所はないぞ
サリ:では、もう他には……
ショウヘイ:オーブはないだろうな
レン:ならば見つかるまで探し続けるまでだ
ショウヘイ:諦めるつもりはないというわけか
レン:当然だ。この程度でやめるつもりはない
ショウドウジ:そういうと思ったでござるよ
レン:翔平、他にオーブの場所の心当たりはないのか?
ショウヘイ:俺が知っていると思うか?
レン:ちっ。しかたない。ならば手当たり次第に探すしかないか
サリ:蓮様、もういいのではないでしょうか
レン:……どういう意味だ?
オメガ:蓮、今までと違う
ショウドウジ:記憶の継承が目的ならばもう終わったはずですぞ
ショウヘイ:相性や才能だってことを認めたくないって言ったがまだ諦めてないのか?
レン:諦めるなどと一度も言った覚えはない
レン:相性や才能などに関係なく使いこなせるようになる
レン:俺の目的は変わってない
ショウヘイ:だったらオーブを探す必要はねえだろ?
ショウヘイ:今のお前は継承した時よりも力を使いこなしているだろ?
ショウドウジ:たしかにそうでござるな
オメガ:オメガもそう。蓮と同じ!
サリ:少しずつですが、確実に前よりも強くなっています
レン:……っ
ショウドウジ:だからもうこれ以上こだわる必要はないでござろう?
サリ:蓮様は十分に努力をされたと思います
ショウヘイ:こいつらはこう言ってるがどうなんだ?
レン:…………
-:ほっとする沙璃達を横目に蓮は無表情のまま嘆息した。
-:抑えきれずに僅かに滲み出た感情に気付いたのは翔平だけだった。
talk_51140403
オメガ:オーブ、無かった……
レン:どうやらアイツは持っていなかったようだな
ショウドウジ:これからどうするでござるか?
レン:もちろん、見つけるまで探索を続ける
サリ:どうしてそこまで……それほど、才能や相性を認めたくないのですか?
レン:認めないわけではない
レン:努力は才能を上回るそれを証明するためだ
ショウドウジ:…………
レン:こんなところでグズグズしている暇はない他に探しに行くぞ
ショウヘイ:無駄だよ。いくら探しても見つからないと思うぞ?
レン:だとしても……それ以外にどうしろと?
ショウヘイ:オーブを諦めるつもりはないのか?
レン:俺が諦めると思うのか?
サリ:蓮様……
ショウドウジ:拙者には蓮殿の気持ちがわかるとは言えないでござるしかし……
ショウドウジ:それは違うと言わせてもらいましょう
レン:……なんだと?
サリ:沙璃も正道寺と同じ考えです
オメガ:オメガ、わからないけれど……今の蓮はあまりよくないと思う
ショウヘイ:全員の意見が一致したようだな
レン:俺の何が悪いというんだ?
ショウヘイ:才能を凌駕する努力それはたしかに尊いだろう
ショウヘイ:だがな、お前は努力の方向を間違っているんだよ
レン:ほう……
ショウヘイ:ずいぶんと剣呑な顔だな
レン:貴様の意見など聞いていない
ショウヘイ:だったら仲間の意見を聞けその程度の余裕もないのか?
レン:……っ
ショウドウジ:……拙者は翔平殿の言う通りだと思うでござる
ショウドウジ:頭がよくなる<石>を手に入れるため努力をするのは悪くないでござる
ショウドウジ:ただ本当に頭を良くするのならば自分で勉強をすべきではござらんか?
サリ:それは蓮様ご自身がおっしゃっていたことのはずです
レン:それは……
オメガ:強くなるの大事!でも、強くなるために何をしたかはもっと大事!
ショウドウジ:蓮殿は、たくさんの学生を導いてきた教師なのですから
ショウドウジ:拙者などが言わずともわかるでござろう?
レン:…………そう、だな
レン:たしかに俺は焦り視野が狭くなっていたようだ
ショウドウジ:拙者も逆の立場ならばもっと焦っていたでござるよ
ショウドウジ:何しろ、蓮殿は努力の天才でござるからな
ショウドウジ:追いつくどころかすぐに背中も見えなくなったでござろう
レン:……努力の天才、か
ショウヘイ:心技体なんて言い方があるが重要なのはバランスだ
ショウヘイ:お前はさっきまで少しそれが崩れてたんだよ
ショウヘイ:それを気付かせてくれたのは誰か、忘れるなよ
レン:……そうだな
レン:正道寺、沙璃、オメガ貴様らには言いにくいことを口にさせてしまったようだ
レン:すまなかった
ショウドウジ:気にしないでいいでござるよ
オメガ:蓮、元に戻った良かった!
サリ:そうするのが仲間だと翔平様に教えてもらいましたから
ショウヘイ:さて、もう大丈夫そうだな
レン:……翔平?
ショウヘイ:いつまでもしがみついているわけにはいかんだろ
ショウヘイ:俺はすでに死んだ人間だからな
サリ:翔平様……
オメガ:翔平、いなくなるの?
ショウヘイ:今の俺は本人の残り香みたいなもんだからな
ショウヘイ:最初から『いなかった』んだよだからお別れだ
ショウドウジ:感謝するでござる
サリ:翔平様のおかげで大切なことに気付けましたありがとうございました
オメガ:ばいばい、翔平
ショウヘイ:色々と世話になったな
レン:……思う所はあるが、貴様にも感謝はしておく
ショウヘイ:おいおい似合わないこと言うなよ。驚くだろ
レン:ふんっ、礼も言えないほど狭量だとでも思ったか?
ショウヘイ:そうだな。お前は伸びるよそれに、いい仲間がいるんだこれからも頼れよ
レン:貴様に言われるまでもない
ショウヘイ:さて、そろそろ……っと最後に一つだけ
レン:どうした?
ショウヘイ:遺跡の入口あるだろ?あの近くを掘ってみろよ
レン:なっ!?
ショウヘイ:がんばれよ、それじゃあな!
ショウドウジ:……今のはどういうことでござるか?
サリ:もしかしたら……
オメガ:よくわからないけど掘ってみる!
サリ:これってオーブ、ですよね?
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ショウドウジ:翔平殿が残していってくれたのでござるな!
オメガ:もっと早く言ってほしい
レン:……渡していいのか確かめていたんだろう
レン:まったく……最後までおせっかいなヤツだ
サリ:最初からこうするつもりだったのでしょうか
レン:おそらくアイツはこの遺跡にオーブがないことを知っていた
レン:遺跡を探索させたのも俺の鍛錬が目的だったのだろう
レン:今ある力を鍛錬して使いこなせとそう言いたかったというわけだ
ショウドウジ:そこまで考えていたのでござるか……
オメガ:翔平、オメガ達と同じで何も考えてないと思ってた!
レン:あれでも英雄の一人だからな
レン:もう、ここですることはない……戻るとしよう
chattalk_51140503
ユキト:冒険家が遺跡に変な入り口があったって言ってたんだ!
ユキト:詳しく調査をしたいから掲示板に依頼を出そうかな
ユキト:121
ユキト:蓮くん達が受けてくれるといいな
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レン:遺跡に更なる階層が見つかったという噂は本当か?
ユキト:あ、蓮くん達じゃないか丁度その調査を依頼したいと思っていたところなんだよ
サリ:本当ならオーブが見つかるかもしれませんね
レン:そうだな
ユキト:もしあったとしても深い場所だから気をつけてね
サリ:とりあえず調査してきますね
ユキト:よろしくね
talk_51140502
サリ:こ、これは……
オメガ:入らなくても危ない感じが伝わってくる!
レン:どうやら噂は本当のようだな
ショウドウジ:注意して進みますぞ!
オメガ:がってん!
talk_51140503
ショウドウジ:厳しい戦いでしたな……
オメガ:でも大丈夫だった!
サリ:これ以上、深い場所はないようですね
レン:いつか見つかるかもしれんその時はまた調査してみよう
オメガ:がってんがってん!