chattalk_51120101
コガノイチ:ずいぶんと過ごしやすくなってきましたねー
コガノイチ:こんな時にはお昼寝をしてのんびりすごしたり
コガノイチ:散歩やひなたぼっこを楽しみたいですよね
コガノイチ:え? そんなの退屈だ?
コガノイチ:うんうん、わかるわかる
コガノイチ:楽しく過ごしたい、そんな人達に朗報だよ!
コガノイチ:みんな大好き、みんなが待ちかねた桃の収穫祭!
コガノイチ:ぱにもも祭りが開催されるよっ!
コガノイチ:おじいちゃんもおばあちゃんもお父さんもお母さんも
コガノイチ:友達から知りあいからちょっときになるあの人まで
コガノイチ:せっかくの機会なんだし誘い合わせて一緒に遊びに来てね!
コガノイチ:122
コガノイチ:気になった人は掲示板まで!
コガノイチ:会場でまってまーす
talk_51120201
モモ:ぱにもも祭りってどこでやっているの?
タヌヒコ:うん? ぱにもも祭りに興味があるのか?
モモ:うん、あたしも桃だからね~
タヌヒコ:そういうわけか。せっかくだし参加してみたらどうでい?
モモ:でも、桃のお祭りってどんなことをするの?
タヌヒコ:まずは桃の収穫だな
モモ:それって食べ放題だったりする?
タヌヒコ:おう、腹一杯になるまで食べまくれるぞ!
タヌヒコ:もちろん祭りだからなそれだけじゃねえ
モモ:他にも食べ放題の果物があるの!?
タヌヒコ:い、いや……そうじゃねえ
タヌヒコ:巨桃って呼ばれてるでっけい桃があってな
タヌヒコ:その収穫がぱにもも祭りのメインってわけだ
モモ:そんなに大きいの?
タヌヒコ:ああ、普通の桃とは比べもんにならねえな
モモ:モモに食べきれるかな……
タヌヒコ:まさか1人で食うつもりじゃねえよな? そうだよな?
モモ:ダメ、かな?
タヌヒコ:普通は無理だぞ……できるとしてもやめとけ
タヌヒコ:あれは祭りに参加した皆で食べるもんだからな
モモ:みんなで食べるんだじゃあ諦めるしかないね
タヌヒコ:ああ、巨桃には神聖な力が宿ってるって話でな
タヌヒコ:祭りで食べると健康でいられるって有名なんでい
モモ:だったら、なおさら独り占めはダメだね~
タヌヒコ:……本気で全部食べるつもりだったみてぇだな
モモ:もちろんだよ~
タヌヒコ:ま、せっかくだし参加してきたらどうでい?
モモ:うん、そうするね
タヌヒコ:古河市のところへ行けば案内してくれるはずでい
タヌヒコ:たっぷりと楽しんできな
talk_51120202
モモ:こんにちは~
コガノイチ:こんにちは。ぱにもも祭りのこと知ってる?
モモ:たぬたぬ……あ、たぬ彦に聞いてきたんだよ~
コガノイチ:もしかしてあなたも参加希望?
モモ:ぜひ、ぜひとも参加させてほしいの!
コガノイチ:そんなに興味があるんだ、嬉しいなありがとう
モモ:食べるの大好きだから
コガノイチ:あはは、そうなんだ~
モモ:ぱにもも祭りはどこでやるの~?
コガノイチ:この少し先だよ。行けばすぐにわかるから
モモ:ありがとう、それじゃさっそく行ってみるね~
コガノイチ:ええ。ぜひ参加していってね
talk_51120203
モモ:ここで、ぱにもも祭りをやるんだ~
モモ:すごーい桃がたくさんなってる
モモ:すーはーすーはーとっても甘い香りがするいい匂い~
モモ:このあたりの空気が全部桃になったみたいだよ~
モモ:食べ放題ならやっぱり色々と試してみたいよね
モモ:桃をシロップで甘く煮てケーキを作ってもいいし
モモ:あ、シャーベットにしても美味しいかも
モモ:でもでも、桃まんも作ってみたいな~
モモ:でも、やっぱり採れたてを綺麗に洗って丸かじりが一番かな~
モモ:うふふふ……楽しみだな~
モモ:どんな桃があるのか色々と見てまわろ~っと
talk_51120301
モモ:地球の桃と同じなのかな~?蓮せんせーがいればわかったかもしれないのに残念
キヨハル:蓮先生?もしかして夏目蓮さんのお知り合いですか?
モモ:蓮せんせーのこと知ってるの?
キヨハル:はい、前に少しだけですが一緒したことがありまして
モモ:そうなんだ~
キヨハル:僕の名前はキヨハルといいます絵本を作るために旅をしています
モモ:桜華桃です。よろしくね~
キヨハル:桃さん、ですか。奇遇ですね
モモ:あははっ、ぱにもも祭りのことでしょ?
キヨハル:ええ、旅の途中で聞いて立ち寄ったんですよ
モモ:あたしも話を聞いてきたとこなの偶然だよね~
キヨハル:蓮さんは一緒ではないんですか?
モモ:今、蓮せんせー達とは別行動中なの
キヨハル:そうですか……。お会いしたかったのですが残念です
モモ:連絡してみる?
キヨハル:ありがとうございますですが、今はやめておきます
キヨハル:機会があればまた会えるでしょうから
モモ:そうかもしれないね~
キヨハル:収穫祭までは、まだ少し時間がありますけれど、桃さんはどうするんですか?
モモ:桃のお祭りだって聞いたから桃まんを作ろうと思ってたの
キヨハル:桃まんですか。美味しそうですねですが、他のものはどうでしょう?
モモ:他のもの?
キヨハル:この町は、もも祭りだけでなくきびだんごも有名なんですよ
モモ:キビダンゴ? そういえば食べたことないかも
キヨハル:でしたら作ってみたらどうですか?
キヨハル:名産地だけあって、近辺ではきびだんごを作るために良い材料が採れるそうです
モモ:たくさん採ってきたらたくさん作れるよね
モモ:ぱにもも祭りの前にお腹いっぱいになったらあたしが食べられないかも~
キヨハル:お腹いっぱい食べるんですか?
モモ:あ、そっか
モモ:腹八分目って言うし軽めにしておけばいいんだ
キヨハル:それは食べ過ぎない十分な量……いえ、なんでもありません
モモ:それじゃすぐに必要な材料を聞いて集めに行ってくるね~
chattalk_51120302
モモ:29
モモ:きび草あつめてきたよ~
モモ:222400391
キヨハル:41
モモ:どうしたの?
キヨハル:いえ、もう集めたのかと驚いて…
モモ:ぱにもも祭りの前に作りたいからね~
キヨハル:24
モモ:ということで、次は白色の花と緑色の花を集めにれっつごー!
モモ:18
キヨハル:はい、行ってらっしゃい
chattalk_51120303
モモ:んふふ~
キヨハル:もう驚きませんよ材料、そろったんですね?
モモ:222400401
モモ:222400411
モモ:これだけあれば、きびだんごを作りたい放題、食べ放題だよ~
キヨハル:17
キヨハル:腹八分目って言ってませんでしたっけ?
モモ:うん、そうだよ?
キヨハル:42
モモ:35
キヨハル:と、とにかく、後は料理するだけですね
モモ:うん、すぐに作ってみるよ~
モモ:28
chattalk_51120304
モモ:できたー!
モモ:800800711
モモ:800800721
モモ:我ながら上出来だよ
キヨハル:とっても美味しそうですね
キヨハル:5
モモ:7
キヨハル:もう食べているんですか!?
モモ:あはは、冗談だよ~
キヨハル:…そうですか
キヨハル:作っている最中にたくさん味見をしているとばかり…
モモ:あは、あはは…そ、そんなことないよ?
キヨハル:よければ味見をさせていただけませんか?
モモ:うん、もちろんだよ~
キヨハル:9
モモ:4
キヨハル:はい、待っていますね
talk_51120305
キヨハル:いただきます。もぐもぐ……
モモ:どうかな……?
キヨハル:とても、美味しいです
モモ:喜んでもらえて良かった~
モモ:もぐもぐむぐむぐうん、美味しくできてる
モモ:たくさんあるから好きなだけ食べてね~
キヨハル:気持ちは嬉しいですがそろそろ巨桃が届くので
モモ:そうなの?
キヨハル:ええ。無事に収穫が終わって運ばれているそうです
モモ:巨桃かあ……どれくらいおっきいのかな~
モモ:味は普通の桃と同じかな楽しみだよ~
キヨハル:桃が届いたら、ぱにもも祭りも本格的に始まりますからね
キヨハル:きびだんご食べながら待ちましょう
モモ:そうだね。早く食べないと桃を食べられなくなっちゃう
キヨハル:ははは……そ、そうですね
-:桃達が巨桃を待っている頃。一方では――
ハント:桃の居場所がわかったぞ
エグゼ:どこにいたんすか?
ハント:たぬ彦に聞いたんだがぱにもも祭りに向かったそうだ
オメガ:ぱにもも祭り?
エグゼ:ああ……そうすか
エグゼ:桃さんが桃を食べてる姿が目に浮かぶすね……
オメガ:オメガも桃、食べてみたい!
ハント:桃のことだから心配は無いと思うが……
エグゼ:万が一ってことも……って、なさそうすね
オメガ:桃だし、無いと思う!
エグゼ:なんにしても迎えに行くすか
ハント:そうしたほうがいいだろうな
talk_51120401
モモ:なんだか、ざわざわしてるね
キヨハル:どうしたんでしょう?
モモ:あの~、何かあったんですか?
スタッフ:ええ、巨桃を運んでいる最中にモンスターに襲われたみたいで
モモ:みんな無事だったんですか?
スタッフ:怪我人はいますが大したことはないようです
モモ:よかった~
スタッフ:ですが……
キヨハル:他に何かあったんですね?
スタッフ:……はい。運んでいた巨桃を奪われてしまったそうです
モモ:え……………………?
キヨハル:それは……
モモ:巨桃、届かないってこと?ぱにもも祭りはどうなるの?
スタッフ:残念ですが、今年は巨桃無しでするしかありません
モモ:……取り返してくるね
キヨハル:も、桃さん……?
モモ:大丈夫。あたしに任せて
モモ:もも祭り、楽しみにしてたのにー邪魔するなんて許せないよねーうふふ、ふふ、ふふふ……
キヨハル:あ、あの桃さん?
キヨハル:何か危ないことを考えていませんよね?
モモ:危なくないよーただ、ちょっと桃を取り戻してくるだけー
キヨハル:やっぱりそうじゃないですかっ
スタッフ:気持ちは嬉しいのですが相手はモンスターですし
スタッフ:それに今、桃を奪還するため有志を集めてますから
キヨハル:そうです。ここはスタッフにお任せしましょう
モモ:大丈夫、大丈夫。任せて~
スタッフ:あ、あのっ……!
モモ:そういうわけで、お祭りの準備をしておいてねー
キヨハル:ま、待ってくださいっ!
キヨハル:蓮さんの知りあいならば大丈夫だとは思いますが……
キヨハル:かといって放っておくわけにはいきませんね
talk_51120402
モモ:ハント君? こんなところでどうしたの?
ハント:それはこっちのセリフだ
ハント:1人でうろつくな何かあったらどうするんだ
モモ:う……ごめんなさい……
モモ:でも、今はしかたないの!緊急事態なんだよ~
ハント:緊急……? 何があったんだ?
モモ:巨桃が奪われちゃったんだよ
ハント:それだけじゃ、よくわからない詳しく話してくれ
モモ:あのね……
モモ:……ということなんだよ
ハント:なるほど、食い物の恨みか
モモ:あれ? そ、そうなのかな
ハント:とはいえ事情はわかった
モモ:ハント君、きびだんごをあげるから手伝って!
ハント:だんごなんてもらわなくても手伝いくらいはする
モモ:ありがとう~でも、とっても美味しいの食べてみて
ハント:いや、だから僕は別にきびだんごはいらないと…
モモ:たくさん作ってあるから気にしないで~
モモ:とっても美味しくできたのだから、ね?
ハント:なら、桃が食べればいい
モモ:モモはもうたくさん食べたから~
モモ:ハント君も食べてみて~
ハント:…せっかくだからもらおうか
モモ:ありがとう、ハント君!
ハント:もぐもぐ……ごくんたしかに美味いな
モモ:そうでしょ~?
ハント:きびだんごも食べたし桃を取り戻しに行くぞ
モモ:うん、ハント君がお供してくれれば百人力だよ~
キヨハル:よかった……どうやら桃さん1人で乗り込まずに済みそうです
キヨハル:それにしても、彼も蓮さんの仲間なんでしょうか
キヨハル:蓮さんとは違いますが力強い雰囲気がありますね
キヨハル:そう、まるで龍のような
キヨハル:桃さんは、きびだんごと引き換えに龍を仲間にする
キヨハル:そして2人で鬼退治に向かう
キヨハル:……もう少しでなにか思いつきそうです
talk_51120403
モモ:あれ、オメガちゃん?
オメガ:桃発見! ハントも一緒?
ハント:ああ、僕もさっき合流したんだ
モモ:あ、そうだ。今から桃を取り戻しに行くの
オメガ:桃が桃を取り戻す?
ハント:ぱにもも祭りに使う巨桃をモンスターに奪われたそうだ
モモ:今からそれを取り戻しに行くんだよ~
モモ:オメガちゃんも手伝ってくれるかな?
モモ:きびだんご、好きなだけ持っていっていいから
オメガ:きびだんご?
モモ:うん、さっきあたしが作ったんだ~
オメガ:きびだんご食べてみたい桃のお供する!
キヨハル:きびだんごを渡してますね
キヨハル:どうやら、また仲間が増えたようですね
キヨハル:今度の人は女性ですか
キヨハル:彼女は華やかな雰囲気がありますね
キヨハル:そう、たとえるならまるで孔雀のようです
キヨハル:桃を取り戻す旅に出た桃さん
キヨハル:きびだんごを使ってお供を増やしていく
キヨハル:これは……面白くなりそうですね
talk_51120404
モモ:あれ、エグゼ君?
エグゼ:やっと見つけたすよ
モモ:エグゼ君もあたしを探してたんだ~
モモ:心配かけちゃってごめんね
ハント:これで全員か
オメガ:エグゼが最後
エグゼ:合流していたなら連絡してほしかったすよ
オメガ:ごめん、忘れてた
ハント:どうせ途中で合流するのはわかっていたからな
エグゼ:酷す!
エグゼ:桃さんも、勝手にいなくなったらだめじゃないすか
モモ:ごめん。次からは気をつけるよ
エグゼ:わかってくれればいいすそれで、何をしてたんすか?
モモ:巨桃をモンスターに奪われて取り返しに行くとこなの
エグゼ:あれ、もしかして……
ハント:何か思い当たることがあるのか?
エグゼ:モンスターがでっかい桃をダンジョンに持ち込んでたのを見たんすよ
モモ:それはどこのダンジョンなのどんなモンスターだったの?
エグゼ:桃さん笑顔が怖いすっ
オメガ:エグゼ、知っていることがあるなら早く素直に答えたほうがいい
エグゼ:よくわからないけどわかったすっ!
エグゼ:すぐそこにあるすよモンスターの見た目は鬼だったすよっ
モモ:そっかぁ、そうなんだぁ
エグゼ:桃さんこえーっすね
ハント:わかっているなら余計なことを口走るなよ?
エグゼ:食べ物絡みなんで止めても無駄だってことすね!
オメガ:エグゼ、理解早い
ハント:理解を放棄したとも言えると思うぞ?
モモ:……そういうわけで桃を取り返してくるからちょっと待っててね
エグゼ:あ、あれ……?
モモ:どうしたの、エグゼ君
エグゼ:ハント君もオメガちゃんも一緒に行くんすよね?
ハント:いささか不本意だけどな
オメガ:きびだんごもらったから
エグゼ:自分にはないんすか?なんで仲間にしないんすかっ
エグゼ:役に立たないと思ってるんすか?
モモ:え? そんなことないよ~
エグゼ:だったらどうしてなんすか納得いく説明をしてほしいすよっ
モモ:ハント君とオメガちゃんが一緒だしそれで十分かなって
エグゼ:い、いや……たしかにそうかもしれないすけどわかってるすけど……
エグゼ:納得できないすよっ
エグゼ:こういう時は数が多いほうがいいに決まってるす
モモ:それもそっか~じゃ、一緒に行く?
エグゼ:ありがとうす、桃さんっあ、でも、すぐ入るのは無理だと思うすよ?
モモ:へえ、どうしてなのかな~?
エグゼ:なんか結界みたいなのがあってダンジョンに入れないみたいなんす
オメガ:結界があるの、どうしてわかった?
エグゼ:桃さんがやらかしてないか捜しに行こうとしたんす
エグゼ:けど、中に入れなくて諦めたんすよ
ハント:侵入できない結界でもあるのか?
オメガ:だったら叩いて壊す!3人いれば大丈夫!
ハント:たしかに僕達3人がかりなら試す意味はあるな
エグゼ:さりげなく自分を外さないでほしいす!
エグゼ:それに力尽くはやってみたけどダメっぽいすよ?
オメガ:どうにもならない?
モモ:巨桃が関わっているならぱにもも祭りの古河市さんが何か知っているかも~
ハント:……しかたない、一度戻るか
キヨハル:桃さんは仲間にしようとしてないみたいですね……
キヨハル:彼は頼りないのかな?……顔色も悪そうだし
キヨハル:それでも諦めずに桃さんに訴え続けている姿はまるで犬のようです
キヨハル:これでは盛り上がりにかけますね
キヨハル:せっかくよいネタが湧きかけていたのですが……
talk_51120501
モモ:……というわけなの~
コガノイチ:モンスターのいる場所に入れないってわけね
オメガ:どうにかできたら、オメガ達が桃を取り戻してくる!
コガノイチ:結界を破る方法はあるわよ
エグゼ:どんな方法すか!?どうすればいいんすか!?何を手に入れればいいすか!?
オメガ:エグゼ、やる気になってる珍しい
モモ:そんなに無理しなくていいんだよ~?
エグゼ:桃さんの優しさが痛いすっ
エグゼ:やってやるす。自分が巨桃を取り戻してみせるす!
コガノイチ:そ、そう? がんばってね
エグゼ:自分はいらない子じゃないと証明してみせるすよっ
コガノイチ:ダンジョンの結界を解くには鬼が装備している物が必要なの
モモ:鬼が装備しているもの……
コガノイチ:鬼がいつも身につけている物ならなんでもいいんだけど……
モモ:そんなの1つしかないよね!
コガノイチ:そうそう、鬼が肌身離さず持っているのは――
モモ:パンツだよね!
コガノイチ:え? ううん、違うわパンツじゃなくて――
モモ:ごめんごめん、ブリーフだよね!!
コガノイチ:ええと、そうじゃなくて……
モモ:あれ? トランクスとかだった?
コガノイチ:だからパンツじゃなくて金――
モモ:とにかくパンツならなんでもいいよね!
モモ:鬼のパンツは良いパンツって言うし!
コガノイチ:誰がそんなことを!?
モモ:誰が言ったか知らないけど有名だよっ
ハント:たしかに有名だが……
オメガ:オメガ、よく知らない
エグゼ:アレはただの歌詞だったような気がするんすけど……
モモ:だとしても同じでしょ?
モモ:結界を破るのにパンツが必要なら
モモ:みんなの分までたくさんパンツを集めないと!
モモ:鬼を見つけてパンツを剥ぎ取って集めよう!
コガノイチ:え? あのね、パンツじゃなくて……
モモ:任せておいて! たくさん集めてくるねえええぇぇぇ!!
コガノイチ:行っちゃった……
エグゼ:桃さん、待ってほしいすっ
オメガ:オメガもパンツ剥ぎ取る!
ハント:まったく……仕方のないやつらだな
コガノイチ:みんな行っちゃった……
コガノイチ:鬼の金棒じゃなくてパンツでも大丈夫、だよね多分……
chattalk_51120502
モモ:パンツ、集めたよ!
モモ:202500211
モモ:26
コガノイチ:41
モモ:うん、たくさん剥ぎ取ったんだ~
オメガ:桃、容赦なかった
エグゼ:見ていてモンスターのほうが気の毒で哀れだったす…
コガノイチ:42
モモ:それにしてもパンツって色々と種類があるんだね
モモ:でも、金と銀のパンツは無かったなあ~
コガノイチ:38
コガノイチ:本当に探してたんだ…
モモ:パンツ、これだけだと足りなかった?
コガノイチ:い、いえ……とりあえずそれで十分だけど……
モモ:そっかー、よかった~じゃあ、これがあれば巨桃を取り戻せるよね!
モモ:それじゃさっそく結界が解けるか試してみるねっ
コガノイチ:ちょ、ちょっと待――
エグゼ:桃さん!?
オメガ:反応無い。ぱにフォン見てない
ハント:僕達も追いかけるか
コガノイチ:17
コガノイチ:結界を破るには金棒が必要なの
コガノイチ:それも、集めてもらった鬼の装備から魔力を抽出して込める必要があるの
ハント:それじゃ、桃は……?
コガノイチ:結界は破れないと思う
エグゼ:そういうことすか
オメガ:パンツだけじゃだめ?
コガノイチ:無理…かな?
ハント:僕とオメガで桃を追うエグゼは金棒の用意ができたら持ってきてくれっ
エグゼ:わかったす!
talk_51120503
モモ:これで結界が破れるはずだよね~
モモ:はっ!? でも……
モモ:パンツをどうやって使うんだろう?もしかして履かないとだめかな?
モモ:それはさすがに嫌かも……でも……巨桃のためなら鬼のパンツを……
モモ:あたしは履く!
ハント:はやまるな! 桃!
オメガ:結界を破るなら準備が必要
モモ:ハント君にオメガちゃん2人とも来たんだ
モモ:……って、あれ?パンツは持ってないの?
ハント:パンツがいくらあったところで結界を破るのは無理だ
モモ:え? そうなの?
ハント:ああ、そうだ。古河市がそう言っていた
モモ:そっかぁ……やっぱり持っているだけじゃなく履く必要があるんだね!
ハント:そんなに履きたいのか!?
モモ:え? じゃ、じゃあ……かぶるの?
ハント:血迷ったか桃!?
オメガ:オメガ、パンツかぶる?
モモ:だ、だめだよ、オメガちゃんっ
モモ:こういう時はやっぱり男の子にがんばってもらわないとね
ハント:……まさか僕にかぶれと?
モモ:うん、お願いっ!ハント君、パンツ被って!
ハント:何を言ってるんだお前は!?
モモ:巨桃を取り戻すためにはしかたないことなんだよっ
ハント:しかたないことじゃない!
モモ:大丈夫、ちょっとだけちょこっとかぶるだけだから
ハント:正気で言ってるのか!?
モモ:正気で本気だよっ
ハント:さっきも言っただろうそんなことをしても無駄だ!
ハント:エグゼが必要な道具を持ってくるはずだそれを待ってろ
モモ:待ってる間に逃げられたらどうするの?
モモ:それに……やってみなきゃわかんないよね?
ハント:もう……好きにしろ
モモ:好きにするもん!
オメガ:桃、どうするつもり?
モモ:まずは、パンツを破ってヒモみたいにして……
モモ:バンテージみたいに拳に巻いて……
エグゼ:お待たせしたすっ、金棒を持ってきたすよっ
エグゼ:これで結界が破れるはずす!
モモ:たりゃああああっ!!虎柄面包二拳!
モモ:……うん、これでいけるね!
エグゼ:……マジすか。マジなんすか
エグゼ:せっかく用意してもらった金剛不壊の金棒が……
オメガ:結界、パンツがあれば壊せた?
エグゼ:そんなはずないす!そんなのあり得ないす!
エグゼ:自分の時はいくら攻撃してもびくともしなかったすよ?
ハント:…………
モモ:でも、壊れたよ?やっぱりパンツが良かったのかな?
エグゼ:ぜえっっったいに違うす!!
ハント:僕もエグゼと同意見だ
オメガ:パンツがあれば金棒はいらなかった
オメガ:オメガもパンツをかぶって叩いてみたかった!
エグゼ:桃さんのやり方は、普通の結界の破り方とは絶対に違うす!
モモ:経過はどうあれ、結果的には中に入れるようになったんだしいいじゃない
ハント:エグゼ、細かいことは考えるな僕はそう決めた
エグゼ:まあ、桃さんすからね……
オメガ:オメガ、もともと細かいことは気にしてない!
モモ:いくよ、みんなー!
talk_51120504
-:フンガ、フンガガ、フガー!
モモ:なんだか怒ってる?
オメガ:お前らが部下のパンツを剥ぎ取った変態か!……って言ってる
モモ:すごーい、オメガちゃん言葉がわかるんだ
オメガ:通訳なら、オメガに任せる!
-:フンガ、フンガガ、フガー!
オメガ:なんて酷い奴らだ許せん!……って言ってる
エグゼ:否定できないすね……
-:フンガ、フンガガ、フガー!
オメガ:辱めを受けた仲間のためにお前達を倒してパンツを取り戻す!……って言ってる
ハント:端からみたら僕達のほうが悪人みたいだな
エグゼ:ええ、自分達が加害者であいつらが被害者にしか見えないすよ……
ハント:事実と真実がいつも同じとは限らないからな
エグゼ:そんなこと、実感を持って知りたくなかったすよ……
モモ:何言ってるの!巨桃を持っていったほうが悪いんだからねっ
オメガ:よくわからないけどあいつを倒せば解決!
エグゼ:桃を奪った自分達の行動を恨んで下さいすっ
talk_51120505
オメガ:敵、倒した!桃、取り戻した!
ハント:こんなに大きな桃もあるんだな
モモ:これでやっと、ぱにもも祭りができるね
オメガ:きっとみんな待ってる!
エグゼ:この桃を食べるんすよね?
モモ:うん、お腹いっぱい食べられそうだよね~
エグゼ:たしかにそうすけど……まあ、桃さんですからね
モモ:それじゃ、帰ろうっか
エグゼ:そうすね、戻るすよっ
talk_5112506
キヨハル:みなさん、無事だったんですね
モモ:キヨハル君、来てたんだ~
キヨハル:はい、心配だったもので……
モモ:うんうん、わかるよ巨桃がないと、ぱにもも祭りができないもんね!
キヨハル:違います。皆さんのことを心配していたんですよ
モモ:大丈夫だったよ?
オメガ:問題なかった
エグゼ:さすが桃さんすよ心配無用だったす……
ハント:……そうだな
キヨハル:そ、そうですかさすが蓮さんの仲間ですね
モモ:取り返した巨桃を届けに戻ろっか
キヨハル:僕はここでお別れですね
オメガ:一緒に戻らない?どうして?
キヨハル:今、僕は猛烈に創作意欲が湧いているんですよ
キヨハル:今すぐにでもこれを形にしたいんです!
エグゼ:ちょっと待ってほしいす創作って何をするすか?
キヨハル:もちろん君達の素晴らしい活躍についてだよ
キヨハル:今回のことは絵本にして語りついでいくよ
モモ:ええ~、照れちゃうよ~
ハント:僕のことは書く必要はない
オメガ:オメガは、オメガのことたくさん書いてほしい!
エグゼ:自分達の活躍が絵本になるんすか?悪い気はしないすね……
モモ:できたらいつか読ませてね~
キヨハル:はい、かならず!
オメガ:バイバイ、キヨハル
ハント:僕のことは、絵本には書かなくていいからな
キヨハル:みんなお待たせ!今日はできたてのほやほやの新しいお話だよ
キヨハル:桃ちゃんの鬼退治のはじまりはじまり~
キヨハル:とあるところに桃が大好きな桃ちゃんという女の子がいました
キヨハル:大変です!
キヨハル:もも祭りで使う大切な巨桃を鬼達に奪われてしまったのです
キヨハル:桃が大好きな桃ちゃんは桃を取り戻すために旅立ちました
キヨハル:途中で出会った龍は不機嫌そうにいいました
キヨハル:鬼を倒すのにきびだんごなんていらない、と
キヨハル:桃ちゃんは龍にきびだんごを無理やり渡して仲間にしました
キヨハル:次に出会ったのは孔雀でした
キヨハル:孔雀と龍は知りあいでした
キヨハル:孔雀は桃ちゃんにきびだんごをもらって助けることにしました
キヨハル:最後に出会ったのは犬です
キヨハル:ですが、桃ちゃん達は犬がいなくても鬼を倒せます
キヨハル:ですので、桃ちゃんは犬にはついてこなくていいと言いました
キヨハル:しかし、顔色の悪い犬は諦めません
キヨハル:しかたなく一緒に行くことになりました
キヨハル:桃ちゃんの大活躍によって鬼は退治され
キヨハル:巨桃は無事に戻ってきました
キヨハル:町の人達は桃ちゃんに感謝して戻ってきた桃のお祭りをしましためでたし、めでたし
talk_51120601
コガノイチ:はぁ……
モモ:どうしたの~?元気ないね?
コガノイチ:また桃を盗まれそうになって……
モモ:え……また?
コガノイチ:うん……大丈夫だったけどこれが続くとなると……
モモ:もうあったまきた!こらしめてくる!
コガノイチ:あ、でもひとりじゃ……
モモ:行ってくるねー!
コガノイチ:だ、大丈夫かな……?
talk_51120603
モモ:こらしめたぞー
モモ:もう大丈夫だよって知らせに行こうっと!